肌が乾燥する原因と対策について|肌の乾燥対策

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お肌は加齢はもちろんのこと、湿度や紫外線、生活習慣の乱れといったことからお肌が荒れてきます。
肌荒れの原因となる「乾燥」についてお伝えします。

肌が乾燥する原因とは

肌荒れは、下記のようないろんな原因が重なって起こります。

①栄養バランスの欠如
②睡眠不足などの生活習慣の乱れ
③紫外線や汚染された大気などの外的要因
④ストレス

このような原因によって、皮脂の分泌過剰や血行不良、代謝不良などが起こり肌荒れとして出てくるのです。

バリア機能とは?
お肌が本来持っている機能のことで、お肌の表面(角質層)にあります。バリア機能には大きく分けて2つの役割があり、私たちの皮膚を守りなめらかに柔らかく保っています。

①外的な刺激、異物の侵入を防ぐ役割
水分をはじめ、紫外線や雑菌、ホコリなど外的異物の侵入を防ぎお肌を守っています。例えば、プールやお風呂に入った時、お肌から水分が侵入(浸透)しブヨブヨになることはありません。これはバリア機能により水分の侵入を防ぐ機能が働いているからです。

②お肌の水分を保持する役割
体内の水分が蒸発しないように防ぎ、お肌のうるおいを保っています。バリア機能が整っていればうるおいのある綺麗なお肌を保つことができます。逆にいえば、バリア機能が低下すると体内の水分(お肌の水分)が蒸発し乾燥がはじまります。

必要以上に乾燥することで自己防衛反応が働き、皮脂分泌が過剰になります。さらに、汚れがたまり、酸化することで毛穴がつまりやすくなります。また、乾燥することで紫外線や雑菌、ホコリなど外的異物の侵入がしやすくなり、アレルギーを引き起こしやすくなります。きめが乱れ、角質層がめくれることでカサカサにみえたり、さらに悪化すると粉を吹いたようになります。また、バリア機能が低下したお肌は敏感で、少しの刺激でも過剰に反応することがあります。

最近は、紫外線を浴び続けることで「光老化」と呼ばれるお肌の老化現象も見られるので、深刻です。
こうしたお肌になる前の予防が一番ですが、もしお肌が乾燥してしまった場合は対策が必要になってきます。
お肌が乾燥してしまう原因はこちら
春のスキンケア「カサカサ肌&吹き出物」対処法

肌の乾燥対策について

乾燥している肌は肌トラブルを起こしやすくなります。
そこで大切なのが「洗顔」です。
優しく丁寧に洗顔し、キレイに汚れを取り除きましょう。
皮脂分泌が盛んな年代と違い、年齢を重ねたお肌は乾燥が進んでいるため、洗顔料自体も気を付ける必要があります。
そもそも「朝」と「夜」とでは汚れが違うのです。
夜は日焼け止めや、ファンデーションなど油性の汚れであることに対し、朝は前の夜に使ったスキンケアと自分から出た皮脂や埃などの汚れです。
ですから同じ洗顔では乾燥を招き、シワやタルミの原因になります。
また、乾燥は「エイジングケア」だけではなく「毛穴ケア」の敵でもあります。
洗顔によって皮脂を取り過ぎたことで、お肌の防衛反応が働き皮脂分泌は過剰になります。
さらに、ターンオーバーの異常を招く事で悪循環を繰り返してしまいます。
「乾燥しているのに脂っぽくも感じる」これはまさにこの状態です。

●「朝」と「夜」とでは汚れが違うので洗顔は分けましょう!
間違ったケアを続けると乾燥が進み、「シワやタルミ」だけではなく「イチゴ鼻(角栓)」などのの原因に!

●<オイリー肌・普通肌の方>
酵素洗顔がおすすめ

●<普通肌・乾燥肌の方>
次の3種類の洗顔法をおすすめ
①朝のクレンジング
②朝の拭き取りローション
③弱酸性水で洗う
いかがでしたか?
洗顔の大切さをご理解いただけましたか?

乾燥対策の秘訣は洗顔後の保湿にあり

「洗顔」で汚れをやさしく落としても洗顔後は、お肌の水分を保つ働きをするNMF(天然保湿因子)が流れ出すため、乾燥が進みます。いかに素早く保湿をするかが重要なポイントとなります。
洗顔方法はこちら

とくに、お風呂上りは要注意!肌の温度も高く、湿度が一気に下がるので最も乾燥しやすい時間帯です。
素早くケアしましょう。
また、乾燥が激しくお化粧のノリが悪い方は、朝の歯磨きの時間や、髪をセットする時間などの隙間時間を利用して「ローションパック」をするとお化粧のノリがよくなります。
お肌にツヤがない方は、夜のオイルパックがおすすめです!
まずは美容オイルをたっぷりつけて軽くマッサージします。

その後、ラップでお顔を覆います。
(もちろん、息ができるようにしてくださいね)その上に、蒸しタオルを乗せて30秒。あとはやさしくふき取り、いつものケアをすると肌にツヤがもどりますよ。
いつものスキンケアに美容液をプラスしたり、夜は軽めのクリームでふたをするなど、お肌の状態に合わせてケアしましょう!
お肌の乾燥対策で洗顔について詳しく調べるならこちら↓
春のスキンケア「カサカサ肌&吹き出物」対処法

このようにスキンケアは大事なのですが、肌を内面から整えるには食事が効果的です。

肌荒れに有効な栄養素

肌荒れの改善には、バランスのよい食生活が必要で、肌の新陳代謝を促進させることが大切です。
まずは、肌荒れに有効な栄養素を見てみましょう。

特に重要な栄養素であるビタミンB群は肌の健康に大きく寄与しています。
ビタミンB2はタンパク質、炭水化物、脂質の代謝を促進し、ビタミンB6もタンパク質の代謝促進に関わります。
脂っこい食事の代謝にはこのビタミンB群が使われるため、こまめに摂取することが大事です。

その他にも、タンパク質は皮膚の細胞をつくり、肌をみずみずしく保つ役割があります。
食物繊維は、しっかり摂取することで便秘を防ぐといった効果を与え、これも肌荒れ予防になります。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、肌にハリや潤いを与えます。
また、紫外線によって増える皮膚表面のメラニン色素の沈着を防ぎます。
以前にもご紹介したように、ビタミンEと合わせて摂取するとより効果的です。
⇒ビタミンCに関する記事はこちらから
上記のことを鑑みたうえで、食品を選んでみましょう。

肌荒れに有効な食品選びのポイント

では、実際に、肌荒れに有効な栄養素を摂取できる食品をご紹介します。
ポイントは、低脂肪の魚や肉、卵、大豆製品のような良質なタンパク質に、ビタミンや食物繊維の豊富な野菜などを組み合わせるということです。

○ビタミンB群
ビタミンB2:レバー(牛、豚、鶏)、ウナギ、卵、マッシュルーム、納豆、モロヘイヤなど
ビタミンB6:マグロ、カツオ、鶏肉、にんにく、ピスタチオ、くるみなど
レバーはビタミンB2を中心にビタミンB群を多く含んでいます。
他に、ビタミンB2は、マッシュルームなどのキノコ類、大豆製品の中でも納豆に比較的多く含まれています。
ビタミンB6は、動物性食品に多く含まれています。魚介類では、マグロやカツオなど幅広く含まれています。また、にんにくに豊富に含まれています。

○ビタミンC
柑橘系の果物や、ほうれん草、ブロッコリー、トマト、じゃがいもなど
以前にもご紹介しています。
ビタミンCについての記事はこちらから

○ビタミンE
アーモンド、カボチャ、モロヘイヤ、赤ピーマン、イクラやタラコなどの魚卵類など

○タンパク質
肉類、魚介類、チーズ、大豆製品など
脂肪の多い肉や魚、ベーコンなどは避け、揚げ物や炒め物は油の使いすぎに注意しましょう。

○食物繊維
玄米、雑穀米、発芽玄米、胚芽精米など
肌荒れに効果的なビタミン群を含んだ発芽玄米や胚芽精米がおすすめです。

まとめ

肌が乾燥する原因は、複数あるので特定できませんが、肌が荒れてきて乾燥するならスキンケアだけではなく、生活習慣や食生活の改善にも取り組んでいく必要があります。
バランスの良い食事をして洗顔や保湿をすることで乾燥しがちな肌をしっかりお手入れしていきましょう。

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Kiranah Life(キラナライフ)編集部

Kiranah Life(キラナライフ)では、 大人の女性が「ちょっといい自分」になるための美と健康のお役立ち情報をお届けしています。 美髪やヘルシーごはんについてなど、美容の専門家と管理栄養士が美と健康についての情報を発信していきます!!

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