
髪の乾燥ケアに。混ぜるだけ♡手作りアロマのヘアオイル
髪に直接塗って毛先の乾燥を防いでくれるヘアオイル。以前の記事でもご紹介しましたが、適量で使えばシャンプーやトリートメントにも混ぜて使用することができ、その保湿力を高めてくれる優れものです。
『髪のパサつき…シャンプータイムにヘアオイルの活用を』
今回はアロマ(芳香療法)を取り入れた簡単手作りのヘアオイルをご紹介いたします。好きな香りでリラックスしつつ、美髪を目指しつつ、何よりも楽しみながら試していただけると嬉しいです。興味を持たれた方はどうぞご覧くださいね。
キャリアオイル
「キャリアオイル」とは主にアロマテラピーで使われる ベースとなる油脂のことです。体に触れるものですので、多くの製品が天然の植物油100%で生成されています。ですが中にはそうでないものも存在しますので、気になる方は成分ラベルをチェックして購入しましょう。
オイル選びが大切です
ひと口にオイルと言っても、その色やにおい・テクスチャなど様々です。鼻に近い毛髪に使用するものですので、特に においには妥協せず、ご自分の好みのものを選んでくださいね。
また「油やけ」などと呼ばれる肌へシミを作り出す症状は、品質(純度や精製方法)の低いオイルを使用した時に起こりやすいものです。純度が高くて、香料や保存料などの肌刺激となる成分が含まれていないものを選ぶと安心して使用できますよ。
オイルの種類
現在 日本で手に入れることが可能なキャリアオイルはとても多くなりました。その中でも、入手が簡単で比較的使いやすいものが
●アーモンド油
●アルガン油
●オリーブ油
●ホホバ油
…などなどです。
キャリアオイルについて詳しくはこちらをどうぞ↓↓
『自宅で快適ヘッドスパ♪頭皮マッサージでアンチエイジング』
オイルで頭皮クレンジング&マッサージ
髪へおすすめの精油
アロマテラピーで使われる精油(エッセンシャルオイル)は、一般的に使用されるものだけでも100種類(!)と とても多くのものが存在します。さらに混ぜ合わせて使うことも可能ですので、その種類は無限と言えるかもしれません。
精油は、皮膚や鼻腔からその成分が吸収されることによって自律神経に働きかけ身体に作用します。
『まずはわかりやすく!臭覚と脳の関係』
発毛後の毛髪自体から吸収されて効果を表すものではありませんが、香りを嗅いだり、頭皮から体内に取り入れられることで改善が期待できます。
こちらもご参考にどうぞ↓↓
『白髪や抜け毛予防におすすめ!アロマ9種の手作りローション』
せっかくですので上記とは違う精油をご紹介いたしますね。
カモミール
いくつかの種類を持つカモミールの中でも、ローマン・カモミール(カモミール・ローマン)についてご紹介します。
「地上のリンゴ」というギリシア語に由来するようにリンゴのようなさわやかな芳香は、多くの方にも受け入れやすい香りではないでしょうか。特質すべきは成分の50%以上も占める「アンジェリカ酸(イソブチル・イソアミル・メチル)」の鎮静作用。イライラや心配事で起こる血行不良の改善にオススメです。抗炎症作用や抗アレルギー作用も認められていますので頭皮のトラブル改善にも期待ができます。
ラベンダーの鎮静作用も素晴らしいけれどちょっと香りが苦手…という方はこちらを試してみてはいかがでしょう。
ネロリ
ビターオレンジ(ダイダイ)の花から抽出されるネロリ。柑橘類特有の甘酸っぱく、そしてビターオレンジのほろ苦い香りが特徴です。主成分リナロールによる副交感神経と交換神経への刺激によって、興奮と鎮静のバランスを整え、心(安心感を生んだり 溜めこんだ感情の開放)身(動悸・胃腸の安定)ともに安定へと導きます。
もともと肌への収れん作用や保湿効果が高いとされ、シワの改善やアンチエイジングなどにも期待ができる精油です。頭皮が潤うことで、生み出される髪も美しく健康になることが考えられます。
花から抽出されたネロリには光毒性はありませんので、日中でも安心して使用することができます。
因みに…「ネロリ」とは水蒸気蒸留で生成された精油のみを指し、抱えるほどの花からほんの数グラムしか取れない希少なオイルなんですよ。
+ジャスミン
日本では金木犀でも馴染みある「モクセイ科」の植物 ジャスミン。少しオリエンタルな香りを持つ純白の小さな花は、古代エジプトの女王にも愛された香りです。そのエキゾチックな芳香は「夜の王様」「香りの王様」とも称され、寝室のアロマというセクシャルな一面も持っています。
このジャスミン、意外にもどんな精油とも相性が良く、ブレンドに適しています。上記の精油にもほんの1滴(割合としてはベース精油に対して10%未満)混ぜてみてください。カモミール+ジャスミンは大人の美しさを、ネロリ+ジャスミンで少女のような可憐さを、それぞれ楽しんでいただけると思います。
余りにも強く芳醇な香りのジャスミンは、単体で使用するときにも他の精油より少なめが良いかもしれません。少しずつ使用しながら、お好みの濃度をご確認してくださいね。
【作り方】ヘアオイル
好きな香りと好きなオイルで、自分だけのヘアオイルを作ってみましょう。
材料(50ml分)
・キャリアオイル…50ml
・精油(エッセンシャルオイル)…0.5ml(10滴)以下
*ジャスミン精油を混ぜるときには、他の精油9滴にジャスミン1滴で充分だと思います。少量からお試しくださいね。
・蓋の閉まる容器
作り方…は混ぜるだけ
容器にオイルと精油を入れてよく撹拌します。これだけで完成!
オイルは手のひらで温めてから髪に延ばすほうが滑りもよいので、スポイトタイプやドロッパー(振って出す)タイプの容器がよいかもしれません。
私は購入したキャリアオイルのボトル(25ml)に直接 精油(5滴)を振り入れたり、内容量が少なくなったアロマオイルボトル(10ml)にキャリアオイルを足したりして作っています。密閉性も高いので機能的には十分なのですが(笑)自分のお気に入りのデザイン容器があれば、それを利用しても楽しいですね。
使い方
髪の量や長さに合わせて、数滴 手のひらに出してオイルが柔らかくなるまで温めます。温まったオイルを両手で延ばし、毛先から上に向かって握り込むように塗布したら手ぐしで流れを整えましょう。
*体調のすぐれない時や、妊娠中・血圧に不安のある方はご使用を控えられてください。
*精油が付着した皮膚に異常が出た場合は塗布部分を洗い流し、治まらないようであればすぐに病院で受診されてください。
実はなんにでも使えます
いかがでしたか?無添加の手作りヘアオイルのご紹介でした。
使用する材料は植物油と精油の2つだけ。実はこのオイル、アロマテラピーで使用する時と同じもので、分量も変わりません。今回はヘアオイルとしてご紹介しましたが、通常 マッサージや保湿で使うための万能レシピとなっています。”手作りシリーズ”では毎回お伝えしていますが「1週間で使い切れる量を作って、毎週ごとに香りを変えてみる♡」なんていうことも楽しめますよ。
嗅覚は五感の中で唯一 本能に働きかけて各神経へ直接影響を及ぼす感覚。「何となく好きな香りだな」と思うアロマがあれば、日常生活へ取り入れられてリラックスに活用していただけると嬉しいです。
まだまだ乾燥する季節、手作りヘアオイル(実は全身オイル)に興味を持たれた方は、ぜひ一度お試しくださいね♡
最後まで読んでいただいてありがとうございます!

中島ゆき

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