知られざるコーヒーの効能と副作用【クロロゲン酸編】

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おはようございます!キラナ美活サポーターの中島ゆきです。桜もすっかりと咲き終えて、汗ばむような暖かさを感じる日も増えましたね。運転中も窓から入る風が気持ちの良い季節となりました。どこへ行くにも車で出かける私にとって、いま時期は絶好のドライブ日和です♪

さて、こんなまったり陽気のドライブ中に気をつけたいことの1つは睡魔ですが、その予防としてブラックコーヒーを飲まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。これはコーヒーに含まれるカフェインによって、中枢神経が刺激され興奮することによる「覚醒作用」と呼ばれるものです。
カフェインについて詳しくはこちら⇒⇒
「知られざるコーヒーの効能と副作用【カフェイン編】」

実はコーヒーの中には、カフェイン以外にもカフェイン以上に含有されている成分があることをご存じですか?今日は近年 脚光を浴びているクロロゲン酸の効能と副作用について、少し掘り下げたお話をお届けしたいと思います。

目次

  • コーヒーの成分
  • 【クロロゲン酸】効能・効果
  • 【クロロゲン酸】摂取の目安量
  • 【クロロゲン酸】副作用
  • さいごに

コーヒーの成分


出典:「全日本コーヒー協会」

コーヒーの成分は7割程度が糖類・脂質・タンパク質です。
カフェインは意外にも含有量1%以下なんですね。それよりも多く含まれているのがクロロゲン酸です。近年カフェインレス飲料の研究中に脚光を浴び、さまざまな効果が期待されています。

【クロロゲン酸】効能・効果


クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、ほとんどの植物に含まれる苦みや色に影響を与える物質です。動けない植物が様々なストレス(紫外線・乾燥・気温・栄養不足など)から自身を守るために合成される成分で、強い抗酸化作用などが認められています。そんなクロロゲン酸が人体に与える効能効果についてのご紹介です。

糖質分解酵素阻害効果

コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、α-グルコシダーゼ・α-アミラーゼなど糖を分解する酵素の働きを阻害して、糖質が体内に吸収されるのを防ぐ効果があります。

現在、糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿病予備群)はいずれも約1,000万人と推計。
(厚生労働省 平成28年「国民健康・栄養調査」)

過剰な糖質やカロリーの摂取による糖尿病患者が多い現代で、糖質の吸収をカットしてくれる存在はありがたいですね。この「糖質吸収オフ」による嬉しい効果には下記のようなものがあります。

血糖値上昇抑制
糖質の吸収量が減少するため、血糖値の上昇が抑制されます。血管に大きなダメージを与える原因となる血糖値の上昇を抑えることによって、動脈硬化や脳卒中・心臓疾患など、さまざまな合併症のリスクを予防することができます。

2型糖尿病の発症リスク低減
インスリンの分泌や作用不足が引き起こすともいわれている「2型糖尿病」。クロロゲン酸には、今の主流である糖尿病の治療薬と共通する働きを持つことがわかっています。
「糖尿病の予防には、クロロゲン酸が効く?」出典:全日本コーヒー協会

インスリンをつくる膵臓の”膵β細胞”の保護効果があることから、クロロゲン酸は糖尿病の予防や発症リスク低減にも効果が期待されています。また体内での糖(グルコース)の合成を抑える作用もあり、こちらも同じく糖尿病の予防につながると考えられています。

脂肪の燃焼低下の防止
通常、糖質を吸収すると、血糖値を下げようとして分泌されるインスリンによって脂肪が燃焼しにくい状態に陥ります。クロロゲン酸を摂取することで血糖値の上昇がゆるやかになり、脂肪燃焼の低下を避けることができます。

ダイエット(脂肪燃焼・予防)効果

ここ数年で注目を集めた「コーヒーダイエット」。流行した主な理由は、この脂肪燃焼と予防効果ではないでしょうか。コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、”膵リパーゼ”という脂肪分解酵素の働きを抑制し、脂肪が体内で分解・吸収されることを防ぐ作用が認められています。
「脱カフェインコーヒー生豆抽出物の脂肪分解酵素活性阻害の評価」出典:UCC

また、脂肪の燃焼は肝臓や筋肉の細胞内にあるミトコンドリアにある酵素の働きによって起こっています。クロロゲン酸はこのミトコンドリアを刺激して脂肪の取り込みを促すため、すでに溜めこまれた脂肪もエネルギーとして燃焼され体脂肪が低減することになります。

糖質や脂肪の吸収を防ぎたいときには食事を摂取する前後の飲用が、脂肪燃焼には運動前に飲むことが効果的だと言われています。「食後やトレーニング前にブラックコーヒー」を習慣にすると良いかもしれませんね。

抗酸化作用

ポリフェノール全体としての特徴である「抗酸化」。これは取り込んだ酸素によって体内が酸化することを防ぐ作用です。では細胞の酸化を防ぐことで体にとってどんな影響があるのでしょうか。

病気の予防
たんぱく質や脂質の酸化を防ぐことで、肥満を原因とした生活習慣病の予防が期待できます。活性酸素が多い体内では免疫細胞がしっかりと機能できないため、抗酸化作用のあるポリフェノールを摂ることで免疫力の低下を防ぐ効果もあります。

アンチエイジング
体内で発生した活性酸素は、肌の真皮層にダメージを与えコラーゲン繊維を破壊してしまいます。網の目のように張り巡らされたコラーゲン繊維(コラーゲン架橋)が切断されると、ハリや弾力が失われて硬くなり肌の老化を進める原因にも。クロロゲン酸などのポリフェノールを日常的に補うことで、活性酸素を除去したるみやシワの生成を阻止する効果が期待できます。

メラニンの生成抑制

コーヒーを日常的に飲んでいる人はシミが少ない―――これはお茶の水女子大学 近藤和雄教授の研究結果です。その後、企業からの依頼で更に研究を深めた結果、クロロゲン酸がメラニン生成をおよそ30%抑制することが発見されました。
「コーヒーを飲めばシミは防げる!?」出典:全日本コーヒー協会


お年頃の女性にとって、シミやシワは毎日の笑顔の邪魔モノ。コーヒーを飲むだけで予防できるなら本当にうれしいですね。

芳香(アロマ)療法

こちらはクロロゲン酸の効果ではありませんが、コーヒーの香り自体が、体の抗酸化作用やストレスの緩和作用があることが研究の過程でわかってきています。
「香りがストレスを抑制する?不眠ストレスに対するコーヒーアロマの癒し効果」
出典:東邦大学

【クロロゲン酸】摂取の目安量

コーヒーにおけるクロロゲン酸は焙煎によってその含有量に差があり、浅煎りであればあるほど多く含まれています。1杯(約140ml)のドリップコーヒーに含まれる量は、およそ10~100mg。「日本人の食事摂取基準」(2015年:厚生労働省)にクロロゲンの推奨量や摂取量は定められていませんが、トクホ食品などで目にする「クロロゲン酸 含有量270mg」という数値は、クロロゲン酸の効果が現れだす目安量のようですから、ごく浅煎りのドリップコーヒーであれば3~4杯程度の摂取で効果が期待できそうです。

ではそんなクロロゲン酸の副作用とはどんなものがあるのでしょうか。

【クロロゲン酸】副作用

先にお伝えしたようにクロロゲン酸には多くの効能がありますが、食品(食物)から摂取した場合にはカフェインのように人体に重篤な副作用は認められていないようです。

酸化成分を低減した缶コーヒー(クロロゲン酸類297mg/本)を毎日過剰摂取した場合の安全性を検証した。肥満度1度以下の健常成人男女35名を対象に、無作為割り付け二重盲検並行群間比較による1日摂取目安量の3倍量、4週間連続摂取試験を市販品相当の缶コーヒーを対照として実施した。理学的検査項目において、収縮期血圧で有意な変動が認められたが、それ以外は正常域の範囲内であった。血液検査項目において、一部の項目で有意な変動が認められたが、それらの変化は軽微な変化であった。副作用として両群ともに、軽微で一過性の消化器系、もしくは腎・泌尿器系に関する症状が認められたが、最終的に試験責任医師は、試験飲料の過剰摂取は対照飲料以上の安全上問題となる事象は認められなかったと評価した。
出典:花王「クロロゲンサン酸類の論文・学会情報」

その中でも、軽微とはいえ人体に影響のある副作用をいくつかご紹介します。

胃粘膜を刺激

クロロゲン酸には胃の粘膜を刺激する作用があります。空腹時に多くを摂取すると、胃酸過多となり胃痛を招く恐れがあります。コーヒーを飲みすぎると胃が荒れるというのは、カフェインだけでなくクロロゲン酸も原因の1つです。

便秘

大腸のぜん動運動が弱いタイプ(弛緩性便秘)の人がコーヒーを飲み過ぎた場合、クロロゲン酸の胃腸の働きを抑える効果によって便秘が悪化する可能性があります。健康な人が摂取量の範囲内で飲む場合にはあまり心配することはなさそうです。

さいごに


いかがでしたか?大活躍が期待できるクロロゲン酸のお話でした。
今もさまざまな機関や企業で研究が進められていて、まだまだ多くの秘めた力が期待できそうです。良いことづくめのようですが、少ないとはいえ副作用があるものなので あまりにも過剰な摂取にはお気をつけくださいね。

人間ドックでポリープが見つかってからも毎日必ずコーヒーを飲んでしまう私・中島も、たまにはノンカフェデーを設けて胃を休めてあげたいと思います(笑)

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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中島ゆき

中島ゆき

AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー公益社団法人 日本アロマ環境協会
キラナライフ美活サポーター中島ゆきです。【AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会認定】アロマテラピーアドバイザー・アロマハンドセラピスト。【一般社団法人メイクセラピストジャパン認定】メイクセラピーガイド。 忙しい女性のための、楽しく簡単な耳寄り美容情報をお届けできればと思います♡ 得意分野はアロマ・食べ歩き・車に関すること、ネイルと世界遺産も大好きです。頑張る女性に多い「ストレスや悩み」の解消に、少しでもお役に立てれば幸いです。

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