バレンタイン1週間前レポ♪スパイスとチョコのおいしい関係

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おはようございます!キラナ美活サポーターの永野まいこです。バレンタインまであと1週間(+1日)ですね。チョコレート売場に並ぶカラフルでつややかなチョコレートを見ると、思わず心がときめいてしまいます。チョコレートの原料となるカカオ豆がカラダに良いことはおなじみですが、スパイスと合わせるとカフェインが中和され、カラダへのやさしさがUPすることはご存知でしょうか♪スパイスを上手に組み合わせることで味の層が無限に広がり、ワンランク上の大人チョコに仕上がります。今回はおすすめの〈スパイス×チョコ〉の組み合わせをレポートします!

目次

  • チョコレートはアンチエイジングの強い味方
  • チョコレートと相性のよいスパイス〈5選〉
  • 自分へのご褒美に“濃厚ほっとショコラ”はいかが?
  • さいごに

チョコレートはアンチエイジングの強い味方

紀元前マヤ文明では、カカオ豆は金と同じ価値を持つほど高価なもので、神に捧げられる貴重品でした。16世紀の初頭、アステカ(メキシコ中央部)の皇帝は黄金のカップで1日に50杯ものショコラトル(チョコレート)を飲んでいたと伝わっています。当時のチョコレートはカカオ豆をすりつぶした飲みもので、とうもろこしの粉を加えたり、バニラやスパイスで香りをつけたりして飲んでいました。
近年では、カカオ豆由来の
ポリフェノールプロテインの健康効果に注目が集まり、さまざまな機能性が明らかにされています。

カカオポリフェノール

強い抗酸化作用で注目を集めるポリフェノール。赤ワインのアントシアニン、お茶のカテキンも有名ですね!動脈硬化や糖尿病、高血圧など、活性酸素で体内が酸化されて起こる病気を防ぐ働きを持つ抗酸化ビタミンの中でも、ポリフェノールにはとくに強い抗酸化作用があることがわかっています。カカオ豆にもポリフェノールが豊富に含まれ、そのカカオ豆を丸ごと使う代表格がチョコレートやココアというわけです。カカオに含まれるポリフェノールは、低分子のフラボノイド類であるカテキンエピカテキン、それらが重合したプロアントシアニジン類が多く含まれ、血圧低下・動脈硬化予防・美容効果・アレルギーの改善・脳の活性化などの効果が期待できます♪

カカオプロテイン

カカオプロテインはプロテインという名の通り、タンパク質の一種です。しかも、その一部に難消化性の性質があるため、摂取後に小腸では消化吸収されず、そのまま大腸まで届きます。そして大腸に届いたカカオプロテインの働きにより、便通改善整腸作用の効果が期待できるといわれています。

そのほかにも、カカオ豆にはリラックス効果が注目されるテオブロミン、食物繊維のリグニンミネラル類が含まれています。幸せホルモンセロトニンも有名で、チョコレートを食べるとハッピーな気分になれますよね。

チョコレートと相性のよいスパイス〈5選〉

お菓子作りにはクーベルチュール・チョコレートを使うのがおすすめです。今回使用するチョコは、スイート・ミルク・ホワイトの3種類。カカオ豆の味わいをもっともストレートに感じられるものがスイート、乳成分が加わりマイルドになったものがミルク、カカオマスを含まずカカオバターのみで作られ苦みがなく甘いものがホワイトです。現在はカカオの含有量も幅広くなっていますね♪高カカオチョコレートはポリフェノール含有量はもちろん多いのですが、脂質も多いので注意が必要です。一方、ホワイトチョコレートはカカオマスを取り除いて作られているため、ポリフェノールが含まれません。

カルダモン

カルダモンはインド原産のショウガ科のスパイスで、「スパイスの女王」ともいわれる香り高さが特徴。甘やかな柑橘系のアロマで、カレーにはもちろん、スイーツとも相性抜群なんです♪カルダモンには脂肪を燃焼する作用や、口臭を消し消化を促進する作用があるため、食後のドリンクやデザートに使うのがぴったり。スパイス入りミルク紅茶・チャイ、ココア、ホットワインなど、世界中でドリンクにカルダモンを加えて、楽しまれています。乳製品との相性も抜群なので、ヨーグルトに入れるのもおすすめですよ♪

シナモン

シナモンロールでおなじみ・シナモン(桂皮)はスイーツに使われるスパイスの代表格。クスノキ科の常緑樹・日桂「にっけい」(桂皮「けいひ」とも呼ばれる)の皮です。甘い香りとピリッとした辛みが特徴で、毛細血管を活性化するため、シワやたるみなどの肌の老化や冷え性の予防・改善に効果が期待できます♪リンゴやバナナなどのフルーツとの相性もよく、甘みのあるドリンクにもよく使われますよね。わたしはシナモンを選ぶときはセイロン産を選ぶようにしています!ちなみに、似ているものとして京都の八つ橋にまぶされているニッキは日本産の日桂の根っこです。

ジンジャー

ジンジャー=生姜は血行を促進してカラダを温めてくれるため、冬にはあらゆる手段で摂取しますよね!免疫力を高める効果や殺菌パワーもあるため、世界各国で重宝されているスパイスです!とくにパウダーは使い勝手が良いので、わたしも常備しドリンクやスープに多用しています。日本ではくさみ消しの薬味として使われることが多い生姜ですが、欧米ではジンジャーブレッドやジンジャークッキーなど、スイーツにピリリと効くアクセントに用いられます。

コリアンダー

地中海沿岸原産のコリアンダーはセリ科の多年草で、その葉はハーブ、種子はスパイスとして使用される優等生。葉はタイでは「パクチー」、中国では「香菜」などと呼ばれ、日本でもおなじみですね!独特の青々とした香りには、やみつきになる人とそうでない人とがいらっしゃるかと思います。わたしはパクチー大好きなパクチストです。一方で完熟したコリアンダーシード(種子)は、甘い柑橘類を思わせるような爽やかな香りで、かすかにスパイシーな香りを含んでいます。その風味は「あの青葉と同じ植物!?」と信じられないくらいの違いがあります(笑)
セリ科仲間では、以前ご紹介したクミンキャラウェイフェンネルなど、名付けてシード3兄弟もおすすめですよ♪
>>スパイス界の古参スター「クミン」の使いこなし術

黒胡椒&赤胡椒

胡椒といえば、世界中で最も普及しているスパイスです。日本でよく見かけるのは黒胡椒と白胡椒ですが、ほかにも赤胡椒(ピンクペッパー)、青胡椒(グリーンペッパー)があります。
黒胡椒は強い風味があるので、粗挽きにしてスイートチョコと合わせます。たまに歯にガリっとあたるペッパーが刺激的でいいアクセントに♪華やかで爽快な辛みの赤胡椒はホールでホワイトチョコと合わせると、色味も美しく仕上がります。

完成♪

◆ホワイトチョコ×カルダモン(パウダー)
◇ミルクチョコ×シナモン(パウダー)
◆スイートチョコ×ジンジャー(パウダー)
◇ミルクチョコ×コリアンダー(シード)
◆スイートチョコ×黒胡椒(粗挽き)
◇ホワイトチョコ×赤胡椒(ホール)

分量はチョコ50gに対し、パウダーであれば小さじ1、ホール・シードであればひとつまみ程度が目安です!(お好みで調整してください)
チョコは細かくして50℃くらいのお湯で湯せんし、ゆっくり混ぜて溶かします。クーベルチュールチョコはそのまま固めると、かなりハードなカリッとした食感なので、小さめの型、もしくは薄めに作りましょう。または、生クリームや牛乳、豆乳などのいずれかを混ぜると(50gに対し大さじ1ほどの分量)、やわらかくなめらかな舌触りになります。その際、生クリームや牛乳、豆乳は必ず沸騰しない程度に温めてから加えましょう!冷たいまま加えると、チョコが瞬時に固まってしまい、取り返しがつきません。液状のものをチョコに加える場合は電子レンジで温め、同じくらいの温度になじませてからゆっくり混ぜるのが分離しないポイント。油分が出ていると分離(乳化不足)の危機です!50℃の湯せんで根気よく混ぜ続ける、もしくはコアントローやラム酒などを少量加えると救済できる場合があります。
スパイスはフライパンで少し煎ってから使うと、香りをぐっと引き出せます(焦げないように注意)!ドライフルーツやナッツのトッピングはご自由に。今回は100円均一などで売られている転写シートも活用してみました♪

自分へのご褒美に“濃厚ほっとショコラ”はいかが?

先ほど触れたように、古代のチョコレートは食べるものではなく、飲むものでした。そういう意味では、最近人気が高まっているホット・チョコレートは原点回帰といえますね。今回は、わたしの愛する豆乳を使ったレシピをご紹介します。

濃厚ほっとショコラ(2〜3人分)

[材料]
・スイートチョコレート 100g(刻む)
・ココアパウダー 大さじ1
・豆乳 200cc
・水 150cc
・はちみつ 大さじ1

[お好みのスパイス]*2種ほどチョイス
シナモン、クローブ(丁子)、カルダモン、ナツメグ、ジンジャー、スターアニス(八角)、ペッパーなど

[作り方]
1.小鍋(ミルクパン)にココアパウダーと水を入れ、泡立て器(もしくはミルクフォーマーなど)で混ぜます
2.ココアパウダーがある程度溶けたら、豆乳を加え弱火にかけます
3.鍋ふちが沸々としてきたら、刻んだチョコを投入し、一旦火を消して泡立て器で混ぜます
4.チョコレートが完全に溶けたら、再び弱火にかけてはちみつとお好みのスパイス2種を加えます(パウダーであれば各スパイス小さじ1ほど)
5.鍋ふちから湯気が立ってきたら、完成(熱さはお好みですが、煮立たせないのがおすすめ)

耐熱性の容器に材料をすべて入れ、電子レンジで作ることもできます。でも、お鍋からふわりと立ちのぼるスパイスの香りを楽しみながら、ゆっくりと作るのがおすすめですよ♪その時間だけで、なんだか幸せな気持ちになれます。
スパイスの処方としては、カラダを温めたいときはジンジャーペッパーがおすすめです。映画「ショコラ」では、ホット・チョコレートにチリパウダーをはらりと振りかける印象的なシーンがあります。
夜の眠る前にはスターアニス(1個)クローブ(3個)がおすすめ。ブランデーやラム酒、お好みのリキュールを加えるとグッと大人の味に。
甘い香りと味わいでリラックスでき、温かいカップで指先をあたためることで、安眠効果も期待できます。

バリエーションとしては、ホワイトチョコ×白ワインで合わせると、真っ白なホット・チョコレートになります。トッピングとして、豆乳をミルクフォーマーで泡立てて、赤胡椒をあしらうのも可愛いですよ♪

さいごに

いかがでしたか?個人的に好きなのはピンクペッパー&ホワイトチョコの組み合わせです!ピリリとした爽やかな刺激とホワイトチョコのマイルドな甘みとのコントラストと余韻を楽しめます。
いまはショッピングモールや一般的なスーパーなどでも、お手軽にさまざまなスパイスが手に入るようになりました。スパイスもチョコも、古来より恋の媚薬と信じられているもの。大切な人への贈りものにぴったりですね!効果のほどは保証できかねますが(笑) みなさんもぜひ、無限に広がるスパイス×チョコワールドをお楽しみください♪

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Kiranah Life(キラナライフ)編集部

Kiranah Life(キラナライフ)では、 大人の女性が「ちょっといい自分」になるための美と健康のお役立ち情報をお届けしています。 美髪やヘルシーごはんについてなど、美容の専門家と管理栄養士が美と健康についての情報を発信していきます!!

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