疲れ目に効果的な抗酸化成分アントシアニン〜ブラックフード番外編〜

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おはようございます。佳秀ヘルスケア研究開発担当の松木です。
最近は、スマホやパソコンを見る時間が増え、目に負担をかけているなと感じることが多くなっています。
皆さんも同じような感覚を持っているのではないでしょうか。
ブルーライトカット対策の商品や、目に関するサプリメントなども見かけることがあるかと思います。
これまで何回かに渡りブラックフードに関する記事を書いてきましたが、今回はブラックフードの色素成分であるアントシアニンについてご紹介します。
アントシアニンは、疲れ目に効果的で抗酸化力が高いということが様々な研究者から発表されています。

アントシアニンはブラックフードの色素成分

アントシアニンは、赤、紫、青といった色素成分として様々な植物に含まれており、ブラックフードの色素成分としても有名です。
アントシアニンはポリフェノールの1種で、アントシアニジンを基本構造とする抗酸化成分です。
ひとえにアントシアニンといっても食品の違いや同じ食品でも種の違いでアントシアニンの構造が違うことがわかっています。
また複数の構造が混ざっていることもわかっています。
ここではそれらを一括りにしてアントシアニンと呼ぶことにします。

アントシアニンは疲れ目に効果的

目は老化が密接に関係する器官で、年齢が増すとともに視力の低下や、目の病気などが問題になっています。
最近では、スマートフォンやパソコンなどの普及により若い人でも目のトラブルが多くなってきています。

アントシアニンは、目に存在するロドプシンを合成する助けをすることがわかっています。
ロドプシンは、目の網膜にあり、ロドプシンに光が当たることによって生まれる信号が脳に送られて、私たちに目が見えると認識させています。
それと同時にロドプシンはビタミンAに分解され、もう一度ロドプシンは合成されます。これを再合成と言います。
しかし、長時間目に負荷をかけ続けると、再合成が追いつかずに、ロドプシンは減少していきます。
アントシアニンは、このロドプシンの再合成を促進することで、目の疲れ改善、目の機能改善に一役買っているのです。

また別の研究では、コラーゲンを安定させる(強化させる)作用があることが報告されています。
コラーゲンは、肌の弾力やみずみずしさを保つのに大切なタンパク質で、目の角膜などにも多く含まれています。
静脈循環機能の向上や、毛細血管を強くする作用も報告されており、これら全ての作用が目の疲れ改善、機能改善に役立っていると考えられます。

特に、ブルーベリーや近い種であるビルベリーはアントシアニンが多く含まれていて、様々な臨床試験報告があります。
網膜組織障害などの目の疾患に有効であることや、紫外線やブルーライトなどの光から目を保護する作用も確認されています。

抗酸化力抜群アントシアニンが含まれる食品

アントシアニンは、これまでお話ししてきたように目の疲れに良い効果を持っています。
このような効果は、アントシアニンが持つ強い抗酸化力にも関係があります。
疲れの要因として活性酸素の関与が知られており、目も当然該当します。
アントシアニンは活性酸素を分解する力である抗酸化力が、抗酸化成分として有名なビタミンCよりも安定して発揮されるということです。

そんなアントシアニンが含まれる食材は以下の通りです。
・ブルーベリー
・ビルベリー
・ぶどう
・赤ワイン
・スイカ
・赤キャベツ
黒ごま
黒キヌア

これら以外にもここでは挙げきれないくらいにアントシアンが含まれている食品はあります。
これらの中でもブルーベリーやビルベリーは特にアントシアニンの量が多く、すでに目にいいというイメージを持っている方も少なくないでしょう。
赤ワインもアントシアニンが豊富で、ワイン大国であるフランスの人は、近隣の国の人たちと同じように乳脂肪の摂取量が多いにも関わらず、心疾患による死亡率が少ないという報告がある程で、その要因の一つとしてアントシアニンを含むポリフェノールの摂取量が多いことが挙げられています。

さいごに

ブラックフードにも含まれるアントシアニンの有能さを認識していただけたでしょうか。
上に書いた以外の効果には、肝機能改善や血糖値上昇抑制作用などもあり、注目の成分と言えます。
アントシアニンが含まれている食品は豊富なので、普段の食事にも取り入れやすいと思います。
なるべく目を休める時間を確保することも大切ですが、なかなか難しく目の疲れを感じている方は積極的に摂取してみてください。

参考文献
五十嵐喜治. (2004). 食品素材によるアントシアニンの多様性と機能. 日本食生活学会誌15(1), 4-11.
五十嵐喜治. (2008). 食品素材によるアントシアニンの成分特性と機能・利用. 日本調理科学会誌41(3), 167-175.
小瀬木一真, 山田千佳子, & 和泉秀彦. (2015). ポリフェノールの機能性. Nagoya journal of nutritional sciences= 名古屋栄養科学雑誌, (1), 1-7.
小川健二郎, & 原英彰. (2016). ビルベリー由来アントシアニンが目に与える機能性―ヒト臨床試験と機能性表示食品―. 岐阜薬科大学紀要65, 20-27.

実はブラックフード!しいたけは天日干しするとビタミンDが増える!?

https://www.kiranah-life.jp/science/7343

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matsuki_takahiro

佳秀工業株式会社ヘルスケア事業部・研究開発担当の松木です。美と健康を応援するブランド「GENPRESS(ジェンプレス)」では研究・開発に携わっております。大学や研究機関との共同研究の成果をもとに、高濃度・高品質なプラセンタの抽出に成功しました! 趣味はサッカー(フットサル)・自転車・天体観測・読書で、仕事とプライベートともに様々な分野に触れています。科学的な目線をもとに、皆様に分かりやすいお役立ちブログを発信していきます!

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