死ぬのは本当に怖い事か?〈前編〉

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おはようございます。ロクジンです。健康について考える場合、「死」についてもしっかり向き合うことで、また違う生き方ができるかもしれません。今回は二度にわたって、私が死について考えていることをお話しします。

目次

  • 死への恐怖が最大のストレス
  • 腫瘍で死を覚悟はしたが、怖いとは思わなかった
  • 精神科医による退行催眠治療で前世に行った患者

死への恐怖が最大のストレス

 岩波文庫の「ブッダのことば スッタニパータ」中村 元訳という最古の仏典の中でお釈迦様がこの世に二度と生まれない方法を沢山云っています。仏教ではこの世は四苦八苦の世界ですから当然でしょうが、私は若い頃にこの本を読んで、あの世というのはそんなに好いものなのかとおもいました。解脱すれば、もう二度と母胎に宿ることはないだろうという表現なのです。母胎に宿る事があたかも悪い事であるようです。

 忠臣蔵で有名な大石内蔵助の辞世の歌

「あらたのし おもいは晴るる 身はすつる
 浮き世の月に かかる雲なし」

 この辞世の歌を詠むと、大石内蔵助は切腹して死ぬことを別に悲しんではないように思えます。逆に主君の仇討ちが出来ぬまま、悶々と過ごす方がストレスが溜って病気になってしまうのではないでしょうか。
 浅野内匠頭の辞世の歌はこうです。これは必ず映画やテレビの忠臣蔵では出てきますよね。

「風さそふ 花よりもなほ われはまた
 春のなごりを いかにとやせむ」

 浅野内匠頭も吉良上野介のさんざんな嫌がらせに対して最後は斬りつけ、傷つけた訳ですから、この辞世の歌のように、ちょっとはこの世に未練があったのかもしれませんが、まあ、仕方ないかという位だったのではないでしょうか。

 武士は子供の時から切腹の作法を教えられていたそうです。屈辱的な思いや恥をさらしたまま生きていくよりは、武士たるものは潔く切腹する方を選んだのでしょう。又、死を以て主君を諌める為や自分の潔白を訴える為にも切腹をしました。また家臣達の命を助けるために主君が切腹した話も沢山あります。主君から仕事を引き受ける時も失敗したら切腹覚悟です。だから命がけで仕事をしたのでしょう。士農工商の身分制の頂点に立つ者の誇りとしての切腹の覚悟と実践があったのです。明治維新の前後でも多くの武士が切腹しています。
 そう考えてみると武士は死ぬ事をそれ程恐れてはいない。それからすると現代人のほうが余程死を恐れている。現代人にはストレスによる病気が多いでしょう。まあ病気というのは氣を病むということで、それはすなわちストレスで体を傷めるという意味ですから。英語で病気の事をdiseaseと言いますが、安楽(ease)でない(dis)で日本語と同じような使い方です。
 ストレスには色々ありますが、人間関係の悩みがあります。気に喰わない事があれば、文句を言うなり、逃げるなりすれば良い。大人であれば、仕事を失う=収入の喪失=食えない=死ぬ=怖いという事になるのでは。
 最悪でも餓死するだけか。でも今の日本なら生活保護もあるし、餓死する事はあるまいと思えれば、却って気が楽になり、対処方法も変わってきます。最悪死ぬとします。死ぬ事はそんなに怖い事でしょうか。

腫瘍で死を覚悟はしたが、怖いとは思わなかった

 15~16年前、煙草の喫い過ぎで声が出にくくなり、耳鼻咽喉科に行ったところ、声帯に腫瘍が出来ているのですぐに手術した方が良いと言われました。お医者さんに悪性か良性か正直に教えてくれ、自分は小さい会社ではあるが社長だから、悪性の場合、後の始末の事も考えなくてはならないからと頼みました。所がそれは組織検査をやってみないとわからないと言われたのです。その時、死に対する恐怖は全くありませんでした。なぜなら私はあの世はあるし、生まれ変わりもあると思っていたからです。幸い腫瘍は良性で手術は成功し無事生還できました。

 今でも私は魂は不滅である。人は何度も輪廻転生をくりかえしながら魂を向上させて行くものだと思っています。私は別に特別の宗教の信徒なんかではありません。正月には初詣に神社にお参りし、家内安全と商売繁盛のお札を買いますし、毎月親の命日には浄土真宗のお坊さんが我が家に来られます。父親が亡くなった時に随分宗教関係の本やあの世の関係の本を読んで、どうもあの世はあるらしい。そして、地獄なんてないし、結構あの世も悪くはないと言う事が分かっていたのです。スウェーデンボルグの霊界探訪記等を読んでいました。そして、その後あの世関係の本を沢山読みました。アメリカの精神科医のブライアン・L・ワイスさんの「前世療法」、カナダの精神科医のJ・L・ホイットンさんの「輪廻転生」、日本の国立の福島大学の経営学部の助教授だった飯田史彦さんの「生きがいの創造」、それにアメリカの有名な女優のシャーリー・マクレーンの「アウト・オン・ア・リム」等々、数十冊は読んだと思います。

精神科医による退行催眠治療で前世に行った患者

 精神科医が病気の治療として退行催眠によって過去のトラウマによる精神障害を治そうと思って段々と過去に遡って行ったら、幼児から急に大人の時代に行き、それが何百年も前の話をするという事がありました。精神科医も最初は何が何だか分からなくて、混乱していたのですが、何度やっても同じ話になり、何百年も前の人の事で国も違うし、先祖とは考えられません。そんな中でたまたまその過去の人の記録が残っていた例が出てきて、その記録と患者本人が退行催眠治療中に話していた内容が一致したのです。その昔の人の事は患者本人は絶対に知る事が出来ないはずで、これはその患者の過去生ではないのかという事になったのです。そんな事例が沢山出てきて、どうも人間は何度も何度も生まれ変わるらしいという事が分かってきたのです。実は大昔の聖書には輪廻転生の話が書かれていたのですが、325年のニケーア公会議で輪廻転生の事は除く事に決めたそうです。それから幼児の中には中間生、即ち生まれる前の事を覚えているケースがかなりあるようです。お母さんの胎内に入ってくる前から生まれるまで覚えている事があるそうです。年長になるにつれて忘れてしまうようですが。詳しい事は本を読んで下さい。

死ぬのは本当に怖い事か?〈後編〉

 

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寺本麓人

寺本麓人

代表取締役社長佳秀工業株式会社
佳秀工業株式会社 代表取締役社長。1948年生まれの現役経営者で、大きな夢を持ち、日々悪戦苦闘しながらも着々と夢に向かって前進しております。身体・心・環境の「三つの健康」に寄与できる事業展開を常に考え動いています。 趣味は美しいものなら何でも。美術、音楽、文学、大自然の景観、古い街並やモダンなデザイン、演劇、花鳥風月、もちろん女性も。海も山も川も大好きです。夜明け、夕暮、雨だって好きです。ローソクのあかりも。気になるコトには何にでも首を突っ込みます。考えるコトも好きですが、どちらかと云うと「やってみなけりゃワカランやん」という事で、行動を重視しています。多読で乱読、気に入れば精読。どんな本でも片っ端から読みます。
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