ミネラルファンデーションの落とし穴

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おはようございます。キラナライフの松尾です。前回ご紹介したBBクリームやCCクリームと並んで人気のコスメグッズに「ミネラルファンデーション」があります。ミネラルファンデーションといえば、なんとなく「肌にやさしい?」「つけたまま眠れる?」などのイメージがありますが、意外にもそのイメージだけで愛用している方も多いようです。最近ではクリームタイプ、プレストタイプなど、種類も豊富になってきたミネラルファンデーションですが、実はここに大きな落とし穴があります。今回は、エステティシャン、コスメコンシェルジュの立場から、「ミネラルファンデーション」についてご紹介します。

目次

  • ミネラルファンデーションの歴史
  • ミネラルファンデーションの成分
  • 意外に知らない落とし穴
  • まとめ

ミネラルファンデーションの歴史

ミネラルファンデーションは、1970年代にアメリカのドクターによって開発されました。主成分は天然のミネラル(鉱物)で「お肌への刺激が少ない」ということが特徴です。元々は皮膚科や整形外科で手術や火傷の痕をカバーする目的で作られた化粧品ですが、2005年頃「お肌にやさしい」「ピーリング後の敏感なお肌にも使用できる」「石鹸だけでメイクオフできる」とハリウッドセレブの間で人気に火がつきブームとなりました。やがて、そのブームは日本にも到来、ナチュラル志向の女性の間で話題となり、あっという間に広まりました。
歴史をみると、1960年代にドイツの皮膚科医が開発したBBクリームと似ていますね。
※BBクリームについての詳細はこちらから

ミネラルファンデーションの成分

先程もご紹介しましたが、ミネラルファンデーションの主成分は天然のミネラル(鉱物)です。これを細かく砕いて粉末にしたもので、主にマイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、シリカなどが使われています。

●マイカ
<花崗岩(かこうがん)、雲母>
ツヤを出してくれるのが特徴で、アイシャドウやファンデーションなどに使用されています。

●酸化チタン
<イルメナイト鉱>
白色顔料として使用され、着色力と被覆力に優れています。特に被覆力は酸化鉄より高く、微粒子化することによって紫外線遮断効果が高くなります。

●酸化亜鉛
<天然品:紅亜鉛鉱>
<工業用:金属亜鉛、炭酸亜鉛>
白色顔料として使用され、強い紫外線防止作用があり、被覆力にも優れています。
火傷などの治療にも使われています。

●酸化鉄
<オキシ水酸化鉄、水酸化第二鉄>
黄色の合成色素で、耐熱、耐光に優れています。

●シリカ
<長石類>
湿気を防ぐ効果があり、アイシャドウやファンデーションなどに使用されています。
※シリカ(ケイ素)は身体の様々な部位に含まれており、なかでも皮膚への含有量が一番多いといわれています。

これらの成分は一般的なファンデーションにも使われていますが、ミネラルファンデーションは粉体のつなぎに使う「油剤(オイル)」を配合しておらず、防腐剤や界面活性剤なども使用していないのが特徴です。しっかりメイクというよりはナチュラルな仕上がりで、長時間つけていてもお肌への負担が少なく、石鹸だけでメイクオフできるということも人気の秘訣です。

意外に知らない落とし穴

あなたは、ミネラルファンデーションを購入する際、商品の説明書きをよく見て購入していますか?ミネラルファンデーションと書いてあるから「お肌にやさしい」「つけたまま眠れる」「石鹸で落とせる」と安心していませんか?
ミネラルファンデーションといえば、100%ミネラルのルースタイプ(お粉)のものが一般的ですが、最近ではクリームタイプ、プレストタイプなど、種類も豊富になってきました。
そして、これこそが「落とし穴」だったのです。
実は、日本においてはミネラルファンデーションに対しての「定義」がありません。そのため、ミネラル成分が100%のものもあれば、ミネラル成分が数%しか入っていないものもあります。例えば、数%でもミネラルが配合されていれば「ミネラルファンデーション」として販売されている可能性があるということです。ミネラル以外の成分が配合されている場合はクレンジングが必要になることがあります。それを知らずに使用していると毛穴がつまり肌トラブルを起こすことになりますから、しっかり確認してからご使用されることをおすすめします。

まとめ

●元々は皮膚科や整形外科で手術や火傷の痕をカバーする目的で開発された化粧品
●ミネラルファンデーションの主成分
天然のミネラル(鉱物)
マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、シリカなどを細かく砕いて粉末にしたもの
●「お肌への刺激が少ない」「石鹸だけでメイクオフできる」「ナチュラルな仕上がり」ということが特徴
<注意点>
日本ではミネラルファンデーションの「定義」がない
●ミネラルが少しでも入っていればミネラルファンデーションと謳える
●石鹸だけでメイクオフできないものもある

いかがでしたか?日本市場におけるミネラルファンデーションの特徴はメーカによってさまざまです。お肌へのやさしさを重視したもの、テクスチャーやカバー力などの使い心地を重視したものなどが混在しています。購入の際には説明書を確認したうえで「仕上がり」などを含め、あなた好みの商品を選びましょう。

※参考資料
日本エステティック業協会発行:エステティシャンのための化粧品学

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「一般社団法人日本エステティック業協会AEA上級認定エステティシャン」・「日本化粧品検定®協会公式コスメコンシェルジュ®」として長年美容業界に従事。 現在、佳秀工業株式会社ヘルスケア事業部GENPRESS(ジェンプレス)にて広報を担当。商品開発、マーケティング、販促物の作成など、業務は多岐に渡ります!豊富な美容経験を生かしたお役立ち情報を、皆さまにお届けします(⋈◍>◡<◍)✧♡ ◼︎趣味:スポーツジム ◼︎マイブーム:ヨガ、ボディーコンバット

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