
日焼け止めのSPF/PAとは?知らないと損する紫外線の話
「紫外線に関しての定番コスメ」といえば「日焼け止め」ですね。あなたは日焼け止めを選ぶとき、何を基準に選んでいますか?
日焼け止めにはSPFや、PA+などが表記されています。よくわからないけど「この数値が高ければOK!」と思っている方も多いのではないでしょうか?実はその選び方、お肌に負担をかけているかもしれません。そこで今日はエステティシャン、コスメコンシェルジュの立場から「日焼け止めの正しい選び方」についてご紹介します。
目次
- 日焼け止めの「SPF」とは?
- 日焼け止めの「PA」とは?
- まとめ
日焼け止めの「SPF」とは?
SPF値とは?UV-Bへの防御効果を示す紫外線防御指数のことです。
紫外線B波によりお肌が赤くなり、ヒリヒリさせる日焼け(サンバーン)を防ぐ指数で、簡単に言えば紫外線を防御する時間の目安です。
例)素肌の状態では20分で赤くなる人が、SPF10を塗った場合、
20分×SPF10=200分。
つまり3時間程度の防御が可能ということになります。
※UV-Bについてはこちらをご参照ください。
SPFは、数値が高いものほどお肌に負担がかかります。一方、防御率はSPF10で90%程度とされており、それ以上SPFの数値が上がっても防御率はほとんど変わりません。あれっ?と思いませんでしたか?ここでお伝えしたいことは、「本当にそんなに高いSPFが必要ですか?」ということです。日常使いなのか、レジャーなのかでも紫外線を浴びる量は変わります。とくに、日焼け止めを塗って「チカチカする・・・」というような敏感肌の方はSPFの高さだけではなく「使用する場所」や「目的」などのシーンに応じてお肌への刺激を考慮して選ぶことをおすすめします。
※現在、SPF50以上のものは全てSPF50のくくりで表示されています。
日焼け止めの「PA」とは?
PAとは?UV-A防御指数のことで4段階あります。
「真皮層」にまで届く紫外線A波から、お肌を守るための防御指数です。
・PA+・・・・・UV-A防止効果がある
・PA++・・・・UV-A防止効果がかなりある
・PA+++・・・UV-A防止効果が非常にある
・PA++++・・UV-A防止効果が極めて高い
効果が高いほど、お肌への負担は大きくなります。SPF同様、「使用する場所」や「目的」でお肌に合ったものを選ぶことをおすすめします。
※UV-Aについてはこちらをご参照ください。
まとめ
【日焼け止め選びと、使用上のポイント】
①紫外線防止効果が目的に合っているのか?
SPFの高さ(防御時間)やPA(防御指数)などにこだわらず、目的やシーンに合わせて選ぶこと。
防御時間はあくまでも目安。表示しているSPFやPAの効果を発揮するためには2~3時間おきにこまめに塗り直すことが大切。
②使用感に違和感がないか?
チクチクしたり、ジンジンしたり違和感があるものはお肌に負担がかかっているので負担の少ないものを選ぶこと。
いかがでしたか?
日焼け止めには水や汗に強いウォータープルーフタイプがありますが、汗や皮脂が出る場合は、SPFの高さなどにこだわらず、こまめに塗り直すことが大切です。日焼け止め選びは「メリット・デメリット」を考慮したうえで、あなたのお肌に合ったものを選ぶようにしましょう。
次回は、知らないと損する紫外線の話「日焼け止めの種類と特徴」についてご紹介します。お楽しみに!

松尾功子

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