
アンチエイジングや歯石予防など、ハチミツの効能効果
先週は、ボツリヌス菌の危険性についてご紹介しました。
ボツリヌス菌が含まれていることで有名なハチミツですが、美容と健康の面において様々な効果効能が報告されています。
今週は、そんなハチミツについてご紹介します。
ハチミツは1歳過ぎてから!!ボツリヌス菌の危険性はこちらから
目次
- ハチミツに含まれる栄養素
- ハチミツの幅広い効能効果
- さいごに
ハチミツに含まれる栄養素
しっかりと成熟されたハチミツは約80%が糖分になります。
糖分も様々で、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が半分以上含まれており、その他ショ糖(スクロース)、オリゴ糖などが含まれています。
ブドウ糖や果糖は、単糖類に分類される糖類で、単糖類とはそれ以上分解する必要のない糖類です。
つまり、消化吸収の面で、胃腸への負担が少なく、効率よくエネルギーを得ることができます。
その他の成分としては、ミネラルやビタミン、アミノ酸など豊富な種類の栄養素が微量ずつではありますが含まれています。
ハチミツの甘さは砂糖よりも上で、100gの時のカロリーはハチミツが294kcalで、砂糖が384kcalです(日本食品標準成分表2015年版より)。
ハチミツの方が甘さ強いので、砂糖よりも使用料を抑えることもできダイエットに向いています。
ハチミツの幅広い効果効能
抗菌作用による効果
ハチミツは、昔から栄養豊富な食品として利用されてきました。
また、傷の回復を早めたり、火傷の後に塗ったりなどという知見が昔から知られていました。
これは、ハチミツがもつ抗菌作用によるものだと考えられています。
実際に、医療の現場でも使用されている例もあります。
・この抗菌作用を利用して、ピロリ菌の数を減少させる治療への使用
・口内炎や虫歯、歯石予防などの口腔ケアへの使用
・喉のケア、痛みにがあるときに使用
このように、ハチミツが持つ抗菌作用は私たちの体の健康を助けてくれる力を持っています。
アンチエイジングへの効果
ハチミツには、抗酸化力をもったビタミン類が含まれています。
以前に老化の原因となる物質として活性酸素をご紹介しましたが、ビタミン類はこの活性酸素を分解します。
そのため、アンチエイジングに有効だと考えられています。
また、ビタミン類の中でもビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなど)が豊富に含まれています。
ビタミンB群は、炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を促す作用を持っています。
代謝を良くし、肌荒れ等の肌トラブルを改善する効果にも期待されます。
さいごに
カロリーの低いハチミツだからといって取りすぎはよくありません。
スプーン一杯でも効果のあるハチミツです。毎日少しずつ摂取することをおすすめします。
市販のハチミツには純粋ハチミツや、加熱処理された精製ハチミツなどがあります。
当然、純粋なものの方が高価ではありますが、栄養価がそのまま残っていますので有効でしょう。
現在では、免疫機能への影響についても研究が進められており、ハチミツの可能性はまだまだ広がっています。

matsuki_takahiro

最新記事 by matsuki_takahiro (全て見る)
- 永遠のテーマ「アンチエイジング」研究の最新トピックス|栄養 - 2019年8月10日
- 永遠のテーマ「アンチエイジング」研究の最新トピックス|睡眠・エピゲノム - 2019年7月5日
- 疲れ目に効果的な抗酸化成分アントシアニン〜ブラックフード番外編〜 - 2019年6月7日
最新記事

中島ゆき
2019/09/30
日焼けあとの肌にも 混ぜるだけ手作りアロマジェル
おはようございます!キラナ美活サポーターの中島ゆきです。 最近はジェル…

黒田 リコ
2019/09/23
出産経験者の2人に1人は下肢静脈瘤を発症している?予
ふと自分の足を見たときに「あれ?血管が赤黒くなってない?」「もしかして…

松尾功子
2019/09/02
今からでも間に合う!「秋の老け顔対策」ケア3選
キラナライフの松尾です。今日も、コスメコンシェルジュ、エステティシャン…

matsuki_takahiro
2019/08/10
永遠のテーマ「アンチエイジング」研究の最新トピックス
おはようございます。佳秀ヘルスケア研究開発の松木です。 前回に引き続き…