なぜ人は疲れるのか?①まず疲れとは何かを知ろう!!

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おはようございます。佳秀ヘルスケア研究開発の松木です。
今年は例年以上に暑い日が続きましたが、ここ数日は朝晩と涼しく感じています。
そんな暑い日々を過ごし、また気温の変化などにより疲れがドッと出る時期でもあります。
そこで今回は、疲れ(疲労)にテーマにお話します。
今回は、導入編です。

6割以上の人が疲れを自覚している

20年ほど前の調査ではありますが、1999年に厚労省が行った調査によると、働いている人のうち疲れを自覚している人は60%であり、その半数以上が6カ月以上続く慢性的な疲れに悩んでいることが分かりました。

また、2002年に行われた労働者に対しての調査では72%の人が、普段の仕事で疲れると答えているそうです。
現代においても、労働や家事など普段の生活の中で疲れを感じている人は多くいるのではないでしょうか。

疲れは脳が教えてくれるアラーム

疲れるという感覚は、痛みや発熱と並んで、人が発する三大生体アラームと言われています。

疲れといえば、激しい運動をした後に感じる疲れなどのイメージから「体」が疲れていると思いがちですが、実際は「脳」が疲れているということが分かってきました。
脳には、自律神経の中心とされる視床下部や前帯状回と呼ばれる領域があります。
近年の研究により、疲れたと感じたときの脳の状態を見てみるとこの2領域が特に疲れているということが分かっています。
この結果は、運動後であっても、デスクワーク後であっても同じでした。

ここで大事になる自律神経とは、私たちの体をコントロールする器官です。
自律神経には活動している時に働く交感神経と、リラックスしているときに働く副交感神経とがあります。
この二つは常にどちらかが働いているので疲れに関連しているのもうなずけますよね。
そのため、暑さや気温の温度差が大きいと発汗などによる体のコントロールにパワーを使い疲れてしまうのです。

最近では、「SNS疲れ」という言葉があるくらいに精神的な疲れも認知されています。
自律神経はこのような精神的な疲れに対しても、ストレスやリラックスの状態をコントロールする働きをもっています。

現代社会では、コミュニケーションツールの発達やインフラの発達などもあり、疲れの原因も様々です。
大事なことは、脳が教えてくれるアラームにいちはやく気付くことではないでしょうか。

さいごに

いかがだったでしょうか。
疲れに関して敏感になることも疲れ対策のひとつになりそうですね。
次回は、近年の研究で分かってきた疲れのメカニズムを酸化ストレスとの関係を中心にお話します。

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matsuki_takahiro

matsuki_takahiro

佳秀工業株式会社ヘルスケア事業部研究開発担当の松木です。 専門は生物化学ですが、ウイルス安全性や粉体工学の研究も行っています。 最近では、ドライフーズの試作も行っており、食品工学や栄養学にも携わっています。 趣味はサッカー(フットサル)、自転車、天体観測、読書など、仕事でもプライベートでも様々なことに触れています。 こんな様々な経験をもとに科学的な目線で分かりやすいブログを発信してきます。

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