お風呂前とお風呂上がりの髪の毛ケア!今日からできるお手入れ方法

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髪の毛の正しいケアをしっかりしていますか?
髪の毛はケアの仕方で、ダメージを受けたり、美髪になったりとってもデリケートです。
今回は美髪になっていくためのお手入れを「洗髪する前」「洗い方」「乾かし方」に分けて、それぞれのお手入れについてご紹介します。

シャンプー前の「ブラッシング」

シャンプーの効果を最大限に引き出すには事前のブラッシングが必要不可欠です。ブラッシングには大きく二つの役割があります。ひとつは物理的に外で付いた汚れを落とすこと、もうひとつは頭皮に適度な刺激を与えることで血行を促進することです。髪と頭皮を「すっぴん」の状態に近づけることで洗浄効果がUPし、また根元付近にたまった皮脂を毛先まで延ばすことで毛先まで潤いがUPします。血行が良くなると髪に栄養が行きわたりやすくなるので、とても大切なことなのです。

毛先からやさしくほぐしていくのがポイントです。「シャンプーの泡立ちが悪いな」と感じるときは、ぜひお試しください。

オイルを使った保湿方法

シャンプー前のオイルマッサージで頭皮の血行促進

オイルで頭皮クレンジング&マッサージ

シャンプー前の頭皮マッサージはオイルを一緒に使うことで、乾燥を防ぎ髪にツヤを与えることができます。オイルの中で頭皮マッサージにおすすめなのは、伸びがよくさらりと肌になじむタイプ。アルガンオイル・椿油・ココナッツオイル・アーモンドオイル・オリーブオイル・セサミオイル・ホホバオイル・シアバターなどから、肌に合うオイルをチョイスしましょう。香りの良いエッセンシャルオイル(精油)をプラスするとリラックス効果がアップします。

アルガンオイル…モロッコのアルガンツリーの種から採取されるオイル。主成分であるビタミンEとオレイン酸はどちらも血行改善の効果があるため、頭皮に栄養が届きやすくなり、枝毛や切れ毛、パサつきなどに効果があります。

椿油…食用にも用いられているほど安全なオイルで、人間の肌に含まれるオレイン酸を多く含むため、頭皮の皮脂となじみやすく頭皮ケアに適したオイルといえます。

ココナッツオイル…抗菌効果・抗炎症効果のあるラウリン酸、血行促進効果のあるビタミンEを含み、頭皮の乾燥・フケ・抜け毛を防ぐ効果があるといわれています。

アーモンドオイル…マグネシウムが豊富に含まれ、抜け毛の原因として挙げられるマグネシウム不足を解消。さらに肌を柔らかくするビタミンEを含んでいます。

オリーブオイル…オレイン酸を含み、頭皮へ負担をかけずにマッサージできます。ビタミンA・ビタミンEを多く含んでいるため、頭皮の血管を健康に♪

セサミオイル…ゴマ特有の抗酸化成分リグナンは活性酸素を抑えて老化を防ぐ効果があるといわれ、頭皮の新陳代謝を促し健康に保つ効果があります。

ホホバオイル…アメリカ南西部やメキシコ北部が原産の樹木ホホバの種子から採取されたオイル。保湿効果に優れ、乾燥や紫外線などの刺激から頭皮を守ってくれます。

シアバター…シアの木の種子から採れる保湿力の高い植物性油脂。アフリカ諸国で、天然の保湿クリームとして愛用されてきました。

<フケを防ぐエッセンシャルオイル>
ローズマリー、ユーカリ、ティートゥリー

<抜け毛を防ぐエッセンシャルオイル>
シダーウッド、オレンジ、イランイラン

<頭皮のかゆみ対策に>
ラベンダー、カモミール・ローマン

<頭皮のベタつき改善に役立つ>
ペパーミント、シダーウッド、ジュニパー

人間の五感のなかでも、とくに嗅覚は脳を刺激して活性化させるといわれています。精油の有効成分を吸入することは、リラクゼーションにとても効果的なのです!

頭皮クレンジングの手順

ヘアブラシを使って、髪全体の汚れを軽く落としておきます。
髪の量に応じて、100円玉~500円玉大のオイルを手に取ります。
指の腹を使ってオイルをやさしく塗り込みながら、側頭部、後頭部、頭頂部、前頭部とこめかみをマッサージ。
最後は、痛気持ちいいぐらいの強さで頭皮全体を動かすように揉みます。
蒸しタオルやシャワーキャップをかぶり、5分ほど待ってオイルを浸透させます。
シャワーを髪全体にかけて、しっかり予洗い。
いつも通りにシャンプーしてください。

毛髪のハリやコシ、ツヤの効果を期待するならレシチン様成分の入ったトリートメント

レシチン、セラミド、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa等、レシチン様の構造を持つ乳化剤(以下、レシチン様乳化剤)で乳化するトリートメントがあったとします。毛髪はもともと細胞であり細胞膜はレシチンなどでできています。したがって髪の中にも膜成分が残っています。レシチン様乳化エマルジョンは膜成分と良く馴染むため頭髪内部にじわーっと入り込んできます。その際に油分や蛋白質も毛髪内部に入り込み、毛髪にハリ、コシ、艶が付与されます。

美髪になる洗い方

シャンプー使用前の「予洗い」こそ大事

「予洗い」とはシャンプーで洗う前に、お湯で髪を洗うことです。髪や頭皮についたホコリや皮脂汚れの7割〜8割が、この「予洗い」で落ちると言われています。ただし、スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などは落としきれません。

「そんなことやってるよ」と思っているみなさん、おそらく大半の人は時間が足りていません。「シャンプー前にちょっと濡らす」程度ではなく、「ぬるいかな?」と感じるくらいのお湯で髪と頭皮をまんべんなく濡らしましょう。生え際や耳のまわり、襟足などは忘れがちなポイントなので、特にしっかりと濡らしてください。
髪を濡らしてから指の腹で頭皮全体を揉み込むようにマッサージしながら、たっぷり2分以上はかけて「予洗い」をしてほしいのです。この予洗いを行うことでシャンプーを使った「本洗い」のとき、しっかりと泡立たせることができるようになりますよ♪
首の上あたりの襟足、忘れずちゃんと洗いましょうね!!

泡立てが肝心!プレシャンプー&シャンプー

シャンプーは「泡」で頭皮を洗う行為です。原液をそのまま髪・頭皮につけて、ゴシゴシ泡立てるのはNGです。泡立つまでの間に髪の毛同士が摩擦によって傷ついてしまうおそろしい行為なのです。
洗顔は手でフワフワの泡を作ってお肌を洗いますよね。シャンプーも同じように手でしっかりと泡立ててから使いましょう。手のひらに適量をとり(ショートだと1プッシュ、ミディアムだと2プッシュ、ロングだと3プッシュが目安)、お湯を加えながら泡立てていきます。もし泡立ちにくかったら洗顔ネットを使ってみましょう。

シャンプーを泡立ててからマッサージするように頭皮を洗っていきます。泡が頭皮へ行き届くように、しっかり指の腹を使って頭皮を揉みこみ、毛穴の汚れを吸い上げるようにマッサージしてください。このとき爪を立てて頭皮を傷つけたり、力を入れ過ぎないように気を付けましょう。やさしくマッサージしていて、気持ちいいなと感じるくらいがベストです。
シャンプーには「揉み出す」という語源があります。ワシャワシャと「掻き洗い」するのではなく「揉み洗い」をするのが適切な洗い方なのです。

プレシャンプー

スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などを日常から使っているみなさん、シャンプーがなかなか泡立たなかった経験はありませんか?そんなときはシャンプー前の「プレシャンプー」がおすすめです。
「プレシャンプー」は汚れを取り除き、余分な皮脂を適度に落としてくれるので、その後に使用するシャンプーの効果を最大限に引き出してくれます。
また泡立ちの大敵は油分です。次のいずれかに当てはまる人、または汗をたくさんかいた日やスタイリング剤を使った日はプレシャンプーで髪のクレンジングをして本洗いをするのがオススメですよ

・日頃から髪の毛にスタイリング剤を使っている人
・普段から汗をたくさんかく人
・髪の毛の量が多い人

とはいうものの、洗い過ぎると必要な皮脂まで落としてしまって逆にダメージになってしまいます。二度洗いを行う際は、洗浄効果が穏やかな「アミノ酸系のシャンプー」を使いましょう。頭皮や髪の毛へのダメージを最小限にとどめておくことができます。

「すすぎ」タイムは洗い時間の3倍と心得ます。

シャンプーのすすぎ残しは、頭皮にとってマイナスです。残ったシャンプーが毛穴に詰まり、頭皮の健康を損なってしまいます。これが原因でかゆみを感じる・フケが出るなどの症状が出ることがあり、さらに悪化すると頭皮湿疹になってしまいます。頭皮にトラブルがおこると髪の毛の質にも影響し、髪の毛が痩せたり、薄毛になったり、抜け毛が増えたり…ということも起こってしまいます。

すすぎ時間の目安はシャンプーの時間のおおよそ3倍です。すすぐときのポイントは、頭皮にダメージを与えないようややぬるめのお湯・やや弱めの水圧で、ゆっくりたっぷり流すことです。特に重要なのは、「髪の毛」ではなく、「頭皮」をすすぐことです。頭のてっぺんからシャワーをあてると、上から水が流れて見た目では髪の毛全体の泡が流れ落ちますが、髪の奥にある頭皮には泡が残っています。とくに耳のまわりや襟足などの部分にはすすぎ残しがあることが多いので、頭皮全体にきちんとシャワーをあてるように流していきましょう。

美髪になる乾かし方

ドライヤーのかけ方と手順

①洗髪後は、しっかりタオルドライします。この時のポイントはこすらない事です。

ドライヤーをかける時間は極力短くしてください!そのためには、タオルドライが必須です。ただし、濡れた髪は傷みやすいので、こすったり、ゴシゴシ、ガシガシ拭くのはNGです。というのもキューティクルが傷むからです。タオルで髪を挟んだら、「ポン・ポンッ」と叩くようにして水けをとりましょう。

②その後、粗目のブラシで髪を整えます。

スケルトンブラシなど目の粗いブラシ、または目の粗いコームで髪を整えます。この時、絡んだ髪を無理やり引っ張ったりせず、少しずつ丁寧にとかしてください。また、間違っても目の細かいブラシを使わないようにしてください。キューティクルが傷んだり、切れ毛の原因になってしまいます。

③さぁ、準備ができたのでいよいよ髪を乾かします!まずは襟足から乾かしましょう!ポイントは毛先ではなく、根元を乾かす事です。また、風を下から上にあてるのはNGです。できるだけ横からあてましょう!!

本来は、美容師さんがするようにブロッキングすると良いのですが、面倒ですよね。まずは「襟足から乾かす」と覚えてください。ドライヤーは髪から15~20㎝くらいは離し、手櫛を使いながら襟足の根元から乾かします。できれば同じ個所に熱が集中しないようにドライヤーを小刻みに揺らしながらかけます。このことで熱によるダメージを最小限に抑える事ができます。美容師さんがドライヤーをかける時に行っている「フリフリ」する方法です。また、風を当てる角度は「髪と垂直」なイメージでドライヤーをあててください。下からあてるとキューティクルが開いているので髪を傷めてしまいます。できるだけ横から風をあてるようにしましょう。

④耳横くらいの中間(サイド)を乾かします。この時も髪を手櫛で持ち上げ(すくい上げ)根元を乾かします。

この時も、ポイントは根元を乾かす事です。

⑤こめかみの辺り(サイドトップ)で一度髪を反対側に分け、手櫛で流しながら根元を乾かします。

こうする事で、トップにボリュームがでやすくなり、ふんわり仕上がります。

⑥フロント、トップ、後頭部の髪を持ち上げながら根元を乾かします。

トップにもう少しボリュームが欲しいときは、トップの髪の毛をわしづかみして、温風→冷風にするとふんわり仕上がります。

⑦冷風を上から下方向に当てながら手櫛で髪を整えます。こうする事で今まで開いていたキューティクルがキュッと閉じて艶が生まれます。

⑧ドライヤーをかけ終わったら、ブラッシングブラシを使い丁寧にブラッシング。そうすることで、さらにツヤがうまれます。その後もう一度手櫛でほぐすと「ふんわり」仕上がります。

まとめ

髪の毛のケアは、すぐに効果があるわけではありませんが、ダメージヘアでも少しずつ変わっていきます。
食事や日常生活なども改善すれば、相乗効果が期待できますが、それが難しくても日々のケアをもうひと手間加えることでも変わってくるはず。
美髪を目指すために日頃から髪の毛のケアをぜひ意識してみてください。

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綿澤 孝枝

GENPRESS(ジェンプレス)マーケティング部
静寂を打ち破るムードメーカー!キラナライフ美活調査部レポーターの綿澤(わたざわ)です。 長年のデータ分析・リサーチ業務の経験を活かし「キレイ、楽しい、体に良い」に常にアンテナを張り廻らせて、世の中にあふれる様々な美容情報をお届けします。佳秀工業株式会社ヘルスケア事業部GENPRESS(ジェンプレス)という美と健康を応援するブランドのマーケティングも担当しています。趣味:旅行、映画鑑賞、街歩き♪

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