ヘアケアの方法10選|自宅で簡単にパサつき髪からサヨナラ

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あなたの髪はパサついていませんか?
そんな時はヘアケアをしてパサついている髪とサヨナラしましょう!
誰でも簡単に自宅でできるヘアケアの方法を紹介します。

目次

髪がパサついてしまう原因とは

そもそもどのような原因で髪がパサついてしまうのでしょうか?

紫外線


長時間紫外線を浴びることによってDNAが損傷されて頭皮にダメージを与えてしまいます。
DNAの損傷は癌など疾痛や老化の原因となります。
DNA損傷とまではいかなくても、紫外線を浴びることで皮膚はかなりのダメージを受けています。
スキンケアの一環として日焼け止めを使用することは定着してきたものの、”頭皮”に関してはまだまだ意識が足りておらず、無防備に紫外線を浴びているのが現状です。そして、紫外線が頭皮にダメージを与えることで白髪を引き起こすと考えられています。

ホルモンバランスの崩れ

ホルモンバランスが崩れる原因として妊娠・出産やダイエットによるストレスがあげられます。
実は「髪」と「女性ホルモン」には密接な関係があるからなのです。
まず、髪にはヘアサイクル(毛周期)と呼ばれるものがあります。正常な状態で、髪1本の寿命は女性ですと4年~6年、男性ですと3~5年です。1本の毛が成長し、抜け落ちるまでのサイクルをヘアサイクル(毛周期)と呼びます。ヘアサイクル(毛周期)は大きく分けると成長期・退行期・休止期の3つに分類されます。頭皮の状態にもよりますが、髪は一日に0.3ミリ~0.5ミリ、1ヵ月で約1.0センチ~1.5センチほど伸びます。これが成長期にあたります。一定の期間が経つと成長がとまる「退行期」になり、やがて「休止期」に入り自然と抜け落ちます。そしてまた成長期を迎え同じ毛穴から新しい毛が生えてくる、これを繰り返します。
しかし、エストロゲンの分泌量が低下するとこのヘアサイクルが変化します。成長期が短くなり、髪が十分に育たないまま抜け落ちてしましまいます。休止期の状態の毛が多くなったり、髪が細くなったりするようになることで、だんだんと薄毛になってしまうのです。加齢により、髪がパサつく、髪が細くなる、ハリやコシがなくなるといった髪のさまざまな悩みもここに起因しています。そして、「過激なダイエットはホルモンバランスを崩す」というように、加齢以外でホルモンバランスを崩してしまうのがダイエットです。

栄養不足

ダイエット経験者なら、一度は経験があるのが食事制限です。「〇〇だけダイエット」や「カロリーオフダイエット」、とにかく食べる量を減らす「食べないダイエット」。「食べたいのに食べられない!」そんなストレスを経験した方も多いはずです。
ダイエット中、お肌はボロボロ、髪はツヤもなくなりパサパサ・・・なんて経験ありませんか?その理由は、私たちの身体は食べたものから造られているから。食事制限などで栄養が取れなくなるという事は身体に何らかの支障をきたすということになります。
私たちの身体は、栄養不足に陥った時「生命に必要な器官」を優先に栄養が送られます。髪の99%はたんぱく質で、約18種類ものアミノ酸が結合して構成されています。しかし、たんぱく質は髪以外に、臓器や神経細胞など身体の様々な部位で使われています。その為「皮膚の付属器」である髪は優先順位が低く、栄養不足になった時最初に切り捨てられるといわれています。
健康な状態の髪をつくるためには、毛細血管から栄養分を吸収しなければなりません。その栄養を毛根の下の方にある毛乳頭細胞が取り込みます。毛母細胞は毛乳頭細胞の栄養をもとに細胞増殖を繰り返し健康な髪がつくられます。つまり、毛母細胞に送られる栄養が減るということは、髪を造っている毛母細胞の活動が弱まるということ。その結果、無理なダイエットをしたことで髪が細くなるという現象が起こるのです。

皮膚トラブル

理由はさまざまですが、頭皮に湿疹ができたり、炎症が起きたりすることで脱毛することがあります。また、過剰な洗髪は頭皮の乾燥を引き起こし「抜け毛・薄毛」の原因となります。

遺伝

男性ホルモン”との関係が昔から指摘されています。一方で、遺伝に関してはあくまでも「体質が似ている」だけという説もあります。その方の生活習慣、頭皮環境によっても左右されますので必ずしも薄毛の原因とはいえないようです。

ちなみに母方の祖父が薄毛なら要注意です。
男性型脱毛症はX遺伝子で決まります。男性のX遺伝子は母親由来と決まっているため、母方の祖父が薄毛の場合は要注意!日頃から、生活習慣や、頭皮環境に気をつけるようにしましょう。

自宅でできる簡単なヘアケアの方法

自宅でできるヘアケアの方法①シャンプー

「洗って、流して」を3回くらい繰り返していませんか?じつは、正しいヘアケアに良いシャンプーの手順は「予洗い」「プレシャンプー」「シャンプー」という3段階で行うものなのです。

シャンプー前にブラッシング

シャンプーの効果を最大限に引き出すには、事前のブラッシングが必要不可欠です。ブラッシングには、大きく二つの役割があります。ひとつは物理的に外で付いた汚れを落とすこと、もうひとつは頭皮に適度な刺激を与えることで血行を促進することです。髪と頭皮を「すっぴん」の状態に近づけることで洗浄効果がUPし、また根元付近にたまった皮脂を毛先まで延ばすことで毛先まで潤いがUP!血行が良くなると髪に栄養が行きわたりやすくなるので、とても大切なことなのです。
毛先から、やさしくほぐしていくのがポイントです。「シャンプーの泡立ちが悪いな」と感じるときは、ぜひお試しください。

シャンプー使用前の「予洗い」


「予洗い」とはシャンプーで洗う前に、お湯で髪を洗うこと。実は、髪や頭皮についたホコリや皮脂汚れの7割〜8割が、この「予洗い」で落ちると言われています。(スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などは落としきれません)
「そんなことやってるよ」と思っているみなさん、おそらく、大半の人は時間が足りていません!「シャンプー前にちょっと濡らす」程度ではなく、「ぬるいかな?」と感じるくらいのお湯で、髪と頭皮をまんべんなく濡らしましょう。生え際や耳のまわり、襟足などは忘れがちなポイントなので、特にしっかりと。指の腹で頭皮全体を揉み込むようにマッサージしながら、たっぷり2分以上はかけて「予洗い」をしてほしいのです!この予洗いを行うことでシャンプーを使った「本洗い」のとき、しっかりと泡立たせることができるようになりますよ♪

泡立てが肝心!プレシャンプー&シャンプー


シャンプーは「泡」で頭皮を洗う行為です。原液をそのまま髪・頭皮につけて、ゴシゴシ泡立てるのはNGです!泡立つまでの間に髪の毛同士が摩擦によって傷ついてしまうおそろしい行為なのです。洗顔は手でフワフワの泡を作ってお肌を洗いますよね。シャンプーも、手でしっかりと泡立ててから使いましょう!手のひらに適量(ショート=1プッシュ、ミディアム=2プッシュ、ロング=3プッシュが目安)をとり、お湯を加えながら泡立てていきます。もし泡立ちにくかったら洗顔ネットを使ってみましょう。泡立てたらまたマッサージするように頭皮を洗っていきます!泡が頭皮へ行き届くように、しっかり指の腹を使って頭皮を揉み、毛穴の汚れを吸い上げるようにマッサージしてください。このとき爪を立てて頭皮を傷つけたり、力を入れ過ぎないように気を付けましょう!やさしく、マッサージしていて気持ちいいなと感じるくらいがベストです!
シャンプーには「揉み出す」という語源があります。ワシャワシャと「掻き洗い」するのではなく「揉み洗い」をするのが正しいのです。
スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などを日常から使っているみなさん、シャンプーがなかなか泡立たなかった経験はありませんか?そんなときはシャンプー前の「プレシャンプー」がおすすめです。
プレシャンプーは汚れを取り除き、余分な皮脂を適度に落としてくれるので、その後に使用するシャンプーの効果を最大限に引き出してくれます。

たくさん汗をかいた人
髪の毛にスタイリング剤を使った人
髪の毛の量が多い人

泡立ちの大敵は油分です。上記のどれかに当てはまる人、汗をたくさんかいた日、スタイリング剤を使った日はプレシャンプーで髪のクレンジングをして、本洗いをするのがオススメですよ。ただ、洗い過ぎると必要な皮脂まで落としてしまって逆にダメージになってしまいます。二度洗いを行う際は、洗浄効果が穏やかな「アミノ酸系のシャンプー」を使いましょう。頭皮や髪の毛へのダメージを最小限にとどめておくことができます。

「すすぎ」タイムは洗い時間の3倍


シャンプーのすすぎ残しは、頭皮にとってマイナスです。残ったシャンプーが毛穴に詰まり、頭皮の健康を損なってしまい、かゆみを感じる・フケが出るなどの症状が出ることがあり、さらに悪化すると頭皮湿疹になってしまいます。頭皮にトラブルがおこると髪の毛の質にも影響し、髪の毛が痩せたり、薄毛になったり、抜け毛が増えたり…ということも起こってしまいます。
すすぎ時間の目安は、シャンプーの時間のおおよそ3倍です。すすぐときのポイントは、頭皮にダメージを与えないようややぬるめのお湯・やや弱めの水圧で、ゆっくりたっぷり流すこと。特に重要なのは、「髪の毛」ではなく、「頭皮」をすすぐこと。頭のてっぺんからシャワーをあてると、上から水が流れて見た目では髪の毛全体の泡が流れ落ちますが、髪の奥にある頭皮には泡が残っています。とくに耳のまわりや襟足などの部分にはすすぎ残しがあることが多いので、頭皮全体にきちんとシャワーをあてるように流していきましょう。

自宅でできるヘアケアの方法②コンディショナー・トリートメント

シャンプーでしっかり汚れを落とした後は、髪の毛を保護してくれるコンディショナー・トリートメントなどを使いますよね。最近はリンスをあまり見かけなくなったので、コンディショナーかトリートメントのいずれかをお使いの方が多いのではないでしょうか?それぞれヘアケアの役割があるので、その役割を理解して適切に使用することが大切です。

役割

コンディショナーの役割は、髪の毛の表面を保護(コーティング)し、キューティクルを整えてくれることです。
リンス・コンディショナーが髪の表面に作用してケアを行うのに対し、トリートメントは髪の内部に浸透して補修を行います。スキンケアでいえば、美容液や保湿クリームのような役割があります。基本的には、ダメージが大きい方はトリートメントで内側からしっかり補修してあげることが望ましいとされています。

コンディショナーとトリートメントを使う注意点

ここで注意が必要なのが、両方使う際に使用する順番。【トリートメント:髪の毛の内部を補修】→【コンディショナー:髪の毛の表面をコーティング】こちらが正しい順番です。トリートメントは最後に使用するもの、と思っている方も多いのではないでしょうか。表面をコーティングしてしまっては補修成分が浸透しませんので、使用順には注意しましょう。

自宅でできるヘアケアの方法③蒸しタオル

髪のパサつきが気になるときはトリートメントで蒸しタオルを使ったヘアパックを行うのがおすすめです。
またオイルを使ったオイルパック&マッサージなどの際にも、蒸しタオルで髪を包み、浸透させるとヘアケアに効果的です!(オイルパックの後はしっかり洗髪しましょう)

蒸しタオルの作り方

電子レンジで温める場合


1. やや厚めのフェイスタオルを水で濡らして、水が垂れないくらいまで絞る
2. タオルをおしぼりのようにくるくると丸めてラップで包む
3. 電子レンジで1分くらい温める(取り出す際はヤケドに注意)
4. ラップを外してタオルを広げ、熱すぎないくらいの温かさになったら顔に乗せる
(蒸しタオルの上にラップや乾燥したタオルを乗せると温度が下がりにくくなります)
5. 呼吸ができるようにして1分~3分ほど顔にのせれば、顔全体がぽかぽかに
*厚めのタオルを使うと冷めにくいのでおすすめです
*ホットタオルの適温は40℃〜45℃とされています。必ず腕の内側に当ててみて、熱すぎないかを確認してから顔に乗せましょう
*鼻から上半分に1枚、下半分に1枚の2枚のタオル使用するのもおすすめ
*電子レンジを使用する場合は、ラメ糸を使ったタオルは避けてください

洗面器で温める場合

洗面器いっぱいに用意したお湯(45℃くらい)にタオルを浸し、お湯が垂れない程度に絞って顔に乗せます。お好みのアロマオイルを1滴ほど垂らすと、香りのリラックス効果も加わり癒されます♪ラベンダー・ペパーミント・ユーカリなどがおすすめです。
蒸しタオルを当てた後の肌は乾燥しますので、すばやくケアすることが大切。化粧水+乳液など、いつものお手入れでしっかりと保湿しましょう。

*ラベンダーやローズ、カモミール、セージ、スペアミントなどのアロマは卵巣機能や女性ホルモンの分泌に影響します。妊娠中はなるべく使用を控えましょう

蒸しタオルを使ったヘアパックでツヤツヤ髪にする方法

蒸しタオルはヘアパックの効果をUPさせるのにも役立つヘアケアアイテムです。
1.シャンプー後、タオルドライで髪の水気をしっかりと拭き取る
2.トリートメント(またはコンディショナー)を髪全体に揉み込み、目の細かいコームで丁寧にとかし、髪の1本1本になじませる
3.蒸しタオルで※髪全体を包み込み、15分~30分程放置(半身浴などもおすすめ)
4.やさしくすすいで完了。ドライヤーでしっかり乾かす
※〈タオルで髪を上手に包むには♪〉
1.タオルを肩に掛け、手前の両端を生え際に沿って持ち上げておでこの上で結ぶ
2.後ろに広がったタオルで髪の毛を包み、その端をおでこの所に挟み込む
(またはヘアゴムで留める)
★少しうつむき気味にすると巻きやすくなります。
身近にあるタオルを活用することで、ツヤツヤ髪に近づくことができます。

自宅でできるヘアケアの方法④ドライヤー

自然乾燥とドライヤー

髪を乾かす時、「自然乾燥派」と「ドライヤー派」のかたがいらっしゃいますよね?あなたはどちら派ですか?どちらが正解!というわけではないのですが、最近のヘアケア事情を考えると、私はドライヤーを利用することをおススメします。以前はドライヤーのかけすぎが原因で髪が傷むといわれていましたが、最近のヘアケア製品はずいぶん改良されており、ドライヤーの熱を利用して、髪に艶を出すものが多くあります。これを活用しない手はないですよね!また、自然乾燥は一歩間違うと髪や頭皮にトラブルを起こしやすいといわれていることも理由の一つ。濡れたままの髪はキューティクルが開いて傷みやすい状態です。濡れたまま寝てしまうと枕との間で摩擦がおこり、絡まったりしてかえって髪を傷めてしまいます。また、カビが発生しやすくなり頭皮トラブルの原因にもなるのです。もちろん、ドライヤーをかければ良いというものでもありません。

ドライヤーのかけ方

①洗髪後は、しっかりタオルドライします。この時のポイントはこすらない事!

ドライヤーをかける時間は極力短く!そのためには、タオルドライが必須です。ただし、濡れた髪は傷みやすいので、こすったり、ゴシゴシ、ガシガシ拭くのはNGです!キューティクルが傷んでしまいます。タオルで髪を挟んだら、「ポン・ポンッ」と叩くようにして水けをとりましょう。

②その後、粗目のブラシで髪を整えます。

スケルトンブラシなど目の粗いブラシ、または目の粗いコームで髪を整えます。この時、絡んだ髪を無理やり引っ張ったりせず、すこしずつ丁寧にとかしてください。また、間違っても目の細かいブラシを使わないように!キューティクルが傷んだり、切れ毛の原因になってしまいます。

③さぁ、準備ができたのでいよいよ髪を乾かします!まずは襟足から乾かしましょう!ポイントは毛先ではなく、根元を乾かす事!また、風を下から上にあてるのはNG!できるだけ横からあてましょう。

本来は、美容師さんがするようにブロッキングすると良いのですが、面倒ですよね。ですから、まず「襟足から乾かす」と覚えてください。ドライヤーは髪から15~20㎝くらいは離し、手櫛を使いながら襟足の根元から乾かします。できれば、同じ個所に熱が集中しないようにドライヤーを小刻みに揺らしながらかけると、熱によるダメージを最小限に抑える事ができます。美容師さんがドライヤーをかける時に行っている「フリフリ」する方法です。また、風を当てる角度は「髪と垂直」なイメージ。下からあてるとキューティクルが開いているので髪を傷めてしまいます。できるだけ横から風をあてるようにしましょう。

④耳横くらいの中間(サイド)を乾かします。この時も髪を手櫛で持ち上げ(すくい上げ)根元を乾かします。

この時も、ポイントは根元を乾かす事です。

⑤こめかみの辺り(サイドトップ)で一度髪を反対側に分け、手櫛で流しながら根元を乾かします。こうする事で、トップにボリュームがでやすくなり、ふんわり仕上がります。

⑥フロント、トップ、後頭部の髪を持ち上げながら根元を乾かします。

トップにもう少しボリュームが欲しいときは、トップの髪の毛をわしづかみして、温風→冷風にするとふんわり仕上がります。

⑦冷風を上から下方向に当てながら手櫛で髪を整えます。こうする事で今まで開いていたキューティクルがキュッと閉じて艶が生まれます。

⑧ドライヤーをかけ終わったら、ブラッシングブラシを使い丁寧にブラッシング。そうすることで、さらに艶がうまれます。その後もう一度手櫛でほぐすと「ふんわり」仕上がりますよ。

自宅でできるヘアケアの方法⑤ブラッシング

ブラッシングによるヘアケアの効果は大きく分けて3つあります。
①頭皮や髪についたフケやゴミなどを取り除き、絡んだ髪をほぐし、毛髪環境を整えます。
②頭皮全体を刺激することによって皮脂分泌をうながします。髪全体に皮脂を行き渡らせることができ、艶やかな髪になります。
③適度な刺激により血行がよくなり、髪に栄養が届きやすくなります。

ブラシの種類と用途

①スケルトンブラシ

その姿、形から骸骨ブラシとも呼びます。これは荒とき用で、パーマをかけている方にもおすすめです。ブローブラシとしても使われています。

②クッションブラシ

その名の通りクッションが付いたブラシ。頭皮への刺激がすくないブラッシング用、セット用のブラシです。特に、シャンプー前のブラッシングブラシ用としておすすめなのがこのブラシです。クッションブラシは木タイプやナイロンタイプもありますが、天然毛のほうがブラシが細かく、フケやホコリをしっかり除去してくれます。

③デンマンブラシ

もともとは、イギリスのデンマン社製のブラシであったことから、この形のブラシにはこの呼び名が付いています。扇のようなひろがりのあるブラシで、ブロー用ブラシとして使用します。

④ローリングブラシ(ロールブラシ)

ブロー用の回転ブラシ。内巻きカールをつくったり、ボリュームをつける時に使います。天然毛タイプやナイロン製などがあります。

⑤天然毛ブラシ

ブラッシングブラシとして一番おすすめなのが天然毛ブラシ。
猪毛は硬めで痛いという方もいらっしゃいますが、しっかり根元まで届くので毛量の多い方にはおすすめです。一方、豚毛はどちらかというとやわらかめのブラシです。毛量の少ない方はこちらのほうがしっくりくるかもしれません。黒豚毛はその中間位の硬さでどちらか悩むときにはこちらがおすすめです。

※ブラシではありませんが、コーム(櫛)

荒歯、セットコーム、カットコーム、リングコームなどがあります。個人的に好きなのはツゲの櫛。木の櫛には椿油などがしみこませてあるため艶が出ます。髪とき用として昔からの定番ですね。

髪を傷めないブラッシングの方法

毛先のもつれをほぐすことから始めましょう。特に、ロングヘアの方はブロッキングしながらブラッシングを行った方が髪を傷めません。ブラシの毛先が地肌にあたるくらいの強さで、ゆっくり半回転させながら行います。力の入れすぎは頭皮を傷めるので注意しましょう。無理なブラッシングは逆効果です。スピーディーにブラッシングしたり、必要以上にブラッシングすることで摩擦が生じ、切れ毛の原因になったりして髪を傷めます。シャンプー後のような髪が濡れている時は髪が絡みやすい為、目の粗いものをつかいましょう。逆に、パサパサと乾燥している時は、ヘアオイルやヘアエッセンスをなどで少ししめらせると艶がでます。

【シャンプー前のブラッシング方法】
前から後ろへ、右横から左へ、左横から右へ、後ろから頭頂方向へブラッシングすると、ホコリやフケなどが浮き上がり効果的です。

【通常のブラッシング方法】
①まずは、毛先からほぐしていきます。できれば先に荒とき用の目の粗いブラシでとかしておくと絡まらず、痛みにくいですよ。

②ブラッシングブラシで生え際から頭頂方向に(前から後ろへ)

③後ろ髪もできれば2ブロックに分け、下側からブラッシング。

④最後は根元から全体にブラッシング。頭の形に沿うようにとかします

自宅でできるヘアケアの方法⑥ヘアオイル


髪のパサつきにはヘアオイルが欠かせない、という方もいらっしゃると思いますが、実はこのヘアオイル、いつもの洗髪時に組み合わせて使うことで潤い効果アップにつながるのでヘアケアにもってこいの物です。ヘアオイルの使い方を3つ紹介しますが、自分がやりやすい方法で試してみてください。
使用するヘアオイルですが、市販のダメージ用ヘアオイルも勿論ですが、ホホバオイルやベビーオイルなどでも大丈夫。昔ながらの椿油もおすすめです。アロマテラピーに使うキャリアオイルなども使用できますので、あとはお好み(硬さ・匂い)でお選びいただければと思います。

シャンプーに混ぜる

お使いのシャンプーに好きなヘアオイルを混ぜて使用できます。1回のシャンプー量に、2~3滴程度(髪の長さで調節してくださいね)をよく混ぜて洗髪を。オイルの親油性で頭皮の脂詰まりを溶かしだし、健康な地肌へ導きます。この時に頭皮マッサージができれば、地肌の乾燥や血行不良の改善にもなり一石二鳥ですよ。
パサつきやすい毛先や、カラー・パーマなどで傷んでしまった乾燥対策にも効果があります。乾燥は気になるけど「オイルの頭皮マッサージがベタついて苦手」「シャンプーしてもベタベタしている感じがする」という方には、ベタつきが残りにくいシャンプーINがお手軽でオススメです。

トリートメントに混ぜる

シャンプーだけでなくトリートメントに1~2滴混ぜることで簡単な乾燥対策になります。頭皮付近は避けて、毛先から重点的に塗布していきましょう。時間に余裕があるなら、タオルを巻いてそのまま入浴すればタオルパックにも!海水浴やアウトドアなどで日焼けしてしまった日の応急処置にぜひどうぞ。
しっかりとトリートメント剤を流しきることを忘れないでくださいね。

ドライヤー前に塗る

タオルドライとドライヤーのあいだで、オイルを毛先→襟足手前にかけて軽くもみ込むように握ります(首より上には使用しません)。個人差があると思いますが、胸まである私の髪の毛で1プッシュ(小スプーン1)程度です。ムラなくオイルを塗り終わったら、手ぐしで毛流れを整え そのままホットタオルで包み5分放置。そのタオルで軽くポンポンとオイルをふき取り、ドライヤーをかけてみてください。パサついて広がっていた髪が、するん、とまとまるのを感じられると思います。
またドライヤー前にオイルで毛髪をコートすることで、熱で髪が傷むことから保護してくれる役割もあるんですよ。

自宅でできるヘアケアの方法⑦睡眠


推奨睡眠時間については、一般的に成人で7~9時間とされています。
脳は、私たちの就寝中に記憶の整理をしたり、高ぶった神経を鎮静しようと様々な指令を出しています。傷ついた細胞を修復することもその1つです。眠っている間に分泌される成長ホルモンがタンパク質(アミノ酸)の代謝を促進することで、日々、傷ついてしまった細胞を新しいものへと生まれ変わらせていきます。また眠ることは脳機能を回復させるだけでなく「嫌なことがあっても、ひと晩寝たらスッキリした!」ということがあるようにストレス発散の手段にもなっています。わたしたちは「眠る」という方法で、知らないうちに心身の回復をしているんですね。

睡眠をしっかりとることで血行が良好になり、頭皮にも栄養が充分に行き渡るので、強くしっかりとした髪を作れます。
他にも毛母細胞の活動が活発になるので、新しい毛が生えやすくなります。

自宅でできるヘアケアの方法⑧食事


できるだけ良質なお水、野菜や果物をたっぷり摂るように心がけましょう。
温野菜もいいのですが、私のおススメは、生野菜。生野菜や果物には酵素が含まれています。酵素が体の酸化を防いでくれる事はご存知ですね?酵素は熱を加えると消滅してしまう為、量よりも質の高さを重視することおススメします。その他に、髪の99%を構成するタンパク質。タンパク質は、筋肉や爪、皮膚など体のほとんどの部分を構成しています。大豆製品や甲殻類から良質のタンパク質を摂るといいですよ。脂質は木の実のナッツ類がおススメです。また、ヨードとカルシウムも髪にとっては必要な栄養素。海藻や、貝類などから摂ると良いでしょう。

自宅でできるヘアケアの方法⑨頭皮マッサージ

頭皮マッサージは、頭皮をやさしく柔らかく揉みほぐすものです。シャンプー前に行うと、毛穴に詰まった汚れを浮かし出しシャンプーの洗浄効果がアップします。頭皮はとてもデリケートな場所なので、週に1度くらいのスペシャルヘアケアとしてやさしくマッサージしてあげることをおすすめします。

頭皮マッサージの手順


1.ヘアブラシを使って、髪全体の汚れを軽く落としておきます。
2.髪の量に応じて、100円玉~500円玉大のオイルを手に取ります。
3.指の腹を使ってオイルをやさしく塗り込みながら、側頭部、後頭部、頭頂部、前頭部とこめかみをマッサージ。
4.最後は、痛気持ちいいぐらいの強さで頭皮全体を動かすように揉みます。
5.蒸しタオルやシャワーキャップをかぶり、5分ほど待ってオイルを浸透させます。
6.シャワーを髪全体にかけて、しっかり予洗い。
7.いつも通りにシャンプー♪
オイルを頭皮になじませ、指の腹で円を描くようにゆっくり揉みほぐしていきます。蒸しタオルは、濡らしたタオルをクルクルと丸めてラップ(もしくはジップロックなど)で包み、電子レンジで温めると手軽に作ることができます!オイルの油分は、その後のシャンプーでしっかりと洗い流しましょう。

おすすめの頭皮のツボ押し


両手の中指の先を百会(ひゃくえ)に置いて、親指は角孫(かくそん)に配置。そして両手のひらで頭蓋骨をつかむようなイメージでツボを押します。このとき、とくに親指に力を入れてみてください。(痛気持ちいいくらいの力加減で)

各ツボを押すときは、指の腹を使ってゆっくりと5秒ほど力をかけて押し、またゆっくりと5秒ほど力を抜くという要領で繰り返しましょう。自分で思っている以上にスローペースで押すのがベストです。

おすすめオイル

シャンプー前の頭皮マッサージはオイルを一緒に使うことで、乾燥を防ぎ髪にツヤを与えることができます。オイルの中で頭皮マッサージにおすすめなのは、伸びがよくさらりと肌になじむタイプ。アルガンオイル・椿油・ココナッツオイル・アーモンドオイル・オリーブオイル・セサミオイル・ホホバオイル・シアバターなどから、肌に合うオイルをチョイスしましょう。香りの良いエッセンシャルオイル(精油)をプラスするとリラックス効果がアップします。

アルガンオイル…モロッコのアルガンツリーの種から採取されるオイル。主成分であるビタミンEとオレイン酸はどちらも血行改善の効果があるため、頭皮に栄養が届きやすくなり、枝毛や切れ毛、パサつきなどに効果があります。

椿油…食用にも用いられているほど安全なオイルで、人間の肌に含まれるオレイン酸を多く含むため、頭皮の皮脂となじみやすく頭皮ケアに適したオイルといえます。

ココナッツオイル…抗菌効果・抗炎症効果のあるラウリン酸、血行促進効果のあるビタミンEを含み、頭皮の乾燥・フケ・抜け毛を防ぐ効果があるといわれています。

アーモンドオイル…マグネシウムが豊富に含まれ、抜け毛の原因として挙げられるマグネシウム不足を解消。さらに肌を柔らかくするビタミンEを含んでいます。

オリーブオイル…オレイン酸を含み、頭皮へ負担をかけずにマッサージできます。ビタミンA・ビタミンEを多く含んでいるため、頭皮の血管を健康に♪

セサミオイル…ゴマ特有の抗酸化成分リグナンは活性酸素を抑えて老化を防ぐ効果があるといわれ、頭皮の新陳代謝を促し健康に保つ効果があります。

ホホバオイル…アメリカ南西部やメキシコ北部が原産の樹木ホホバの種子から採取されたオイル。保湿効果に優れ、乾燥や紫外線などの刺激から頭皮を守ってくれます。

シアバター…シアの木の種子から採れる保湿力の高い植物性油脂。アフリカ諸国で、天然の保湿クリームとして愛用されてきました。

<フケを防ぐエッセンシャルオイル>
ローズマリー、ユーカリ、ティートゥリー

<抜け毛を防ぐエッセンシャルオイル>
シダーウッド、オレンジ、イランイラン

<頭皮のかゆみ対策に>
ラベンダー、カモミール・ローマン

<頭皮のベタつき改善に役立つ>
ペパーミント、シダーウッド、ジュニパー

人間の五感のなかでも、とくに嗅覚は脳を刺激して活性化させるといわれています。精油の有効成分を吸入することは、リラクゼーションにとても効果的なのです!

自宅でできるヘアケアの方法⑩帰宅後

紫外線を浴びた後は顔や腕、背中だけでなく頭皮にもアイシングを行ないましょう。
頭皮も他の皮膚と同じように日焼けをし、その細胞の多くが傷ついています。他の肌のように冷水に浸してしまうと髪の毛も濡れてしまい、傷みの原因にもなりかねません。頭皮を冷やすときには、氷嚢や冷やした濡れタオルを当てたり、頭皮用のアイシングスプレーや冷却効果のあるシャンプーなどの使用が効果的です。
日焼けをした時には、頭皮も冷やしてあげる必要があることを忘れずにいて下さいね。

ヘアケアの方法まとめ

いかがでしたか?
入浴、食事、睡眠とヘアケアは日常でできるものばかりです。
日頃の行動を少し気をつけて行動を続けるだけでも効果が出てきます。
毎日コツコツ続けてツヤツヤの髪を保ちましょう♪

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Kiranah Life(キラナライフ)編集部

Kiranah Life(キラナライフ)では、 大人の女性が「ちょっといい自分」になるための美と健康のお役立ち情報をお届けしています。 美髪やヘルシーごはんについてなど、美容の専門家と管理栄養士が美と健康についての情報を発信していきます!!

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