美肌になる食品と腸美人になる方法

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腸とお肌の関係をご存知ですか?
実は、腸を綺麗にすることでお肌はとっても調子が良くなるんです。
今回はその腸についてお話しします。

1、腸内環境の良し悪し判別

まず、腸内環境が悪くなると「便秘」「下痢」などの症状が出ます。原因としては水分不足の他、ストレス、環境変化、寝不足、運動不足、悪い食習慣、薬の服用、ダイエットによる食事制限、加齢による筋力低下、黄体ホルモンの働き(女性の場合)、小腸・大腸の病など多岐です。
その結果、肌の変調(荒れる、乾燥する、湿疹がでる)、体臭が強くなる、眠れない、イライラする、お腹の膨張感などの体調不良が起こります。
多くの人がすでに経験をされた事があるのではないでしょうか?

現在、多くの被験者の腸内細菌が調査され、その構成(細菌の種類や比率)は解ってきたのですが、万人に良いとされる構成については、残念ながら結論が出ていません。
そこで皆さん自身の排便の状態を確認してもらうのが、最善の方法と考えます。以下に理想の状態を表示します。

1)排便の頻度…1~3回/日(1~2日に1回以上を満たさない場合は便秘と定義されています)
2)便の固さ…バナナぐらい(水分量約75%)
3)便の色…黄褐色(腸内に善玉菌の割合が高いと黄色に近づきます)
4)便のにおい…かすかに甘酸っぱい(健康な幼児の便臭)または 弱いこと(腸内に悪玉菌の割合が高いと、悪玉菌が産生するアンモニア、インドール、スカトール、硫化水素などの悪臭成分が増えるためです)
5)便の量…1回に200g(バナナ2本分)以上 戦前の日本人の平均は400gで、500g以上の国もあるそうです!
※残便感がないこと

この判断基準をもとに自己評価してみて、100点満点(各項目20点×5)で70点未満の人は改善の余地があります。
★この70点の基準は、私自身の現時点の自己採点結果です。(食習慣には気を使っていますが、少し運動不足です、病気は2年に一回ぐらい風邪を引きます)

また、私も試してみようと思っているのですが、”スループット食材”(体内で消化されない食べ物)のスイカやブドウの種を噛まずに食し、便として出てくるまでの時間を計測して、3日(72時間)以上かかるようでしたら腸内環境は悪いと考えられます。
目の悪いひとには、ビーツ(ボルシチに入れる赤い根菜)を食べると赤い便で解りやすいでしょう。
その他、生活習慣に対するアンケートや問診と採便により、私的機関(1~2万円)、病院(2~8万円)でも腸内細菌を検査してもらえます。
結果が出るまでに3~6週間ぐらいかかり、費用も高額なため、検査を受けてみたい方はある程度事前に、腸内細菌についての知識を習得されてから受けることをおすすめします。
統計的にみると自分の便の状態を見るひとは、日本人の場合半分以下だそうです。みなさんの中に鏡を1日に1回も見ないという人はいないと思います。鏡を見れば自分自身の今の体調が、ある程度解るものです。同様に自分の便の状態を観察し、あなたの生活習慣(食習慣、運動量他)が便の状態にどう影響していくかを自問自答し、あなたの最善の腸内環境を探してください。大切なのは継続していくことです。

2、腸内環境を整えるために摂取したい“乳酸菌”

では、腸内環境を整える食事とはどんなものでしょうか?腸内環境とは、言い換えると腸内細菌のバランスのこと。わたしたちの腸内には、大きく分けてカラダに良い働きをする善玉菌・悪い働きをする悪玉菌・どちらにも属さない日和見菌(ひよりみきん)という3種の細菌がいます。日和見金は優勢な方に同調しますので、大切なのは悪玉菌に対して善玉菌が優勢な状態をキープすること。その善玉菌の代表が乳酸菌です。乳酸菌は腸内で乳酸・酢酸をつくることで、悪玉菌の定着・増殖を防ぎ、おなかの不調を予防します。また、乳酸・酢酸には腸の運動を正常にし、下痢や便秘などを改善する整腸作用があります。

つまり、腸を整える食事=乳酸菌を摂取できる食事ということです。乳酸菌を含む食品の代表選手は、ヨーグルトとキムチの2強です。キムチには安眠効果もありますので、夕食に取り入れるにはベストな食品です!そのほか、日本の伝統食である味噌、ぬか漬けや高菜漬けなどにも乳酸菌が含まれています。さて、続いては今回1番のおすすめしたい食品・ヨーグルトにトッピングするおすすめ食材をご紹介します!

【組み合わせ無限大∞ヨーグルト手帖】

・ヨーグルト×フルーツ=美肌

フルーツにたっぷり含まれているのが、肌の調子を整えるために欠かせないビタミンC。コラーゲンの生成にも関わり、肌の弾力を保つためには積極的に摂りたい栄養素です。

・ヨーグルト×チアシード=美肌


スーパーフードとしてすっかり定着した感のあるチアシード。オメガ3系脂肪酸が含まれ、“奇跡の植物性タンパク源”といわれています。肌の水分保持力アップ・新陳代謝の促進などの美肌効果が期待できます。
朝、チアシードを水に浸けて戻しておき、夜にヨーグルトに入れて食べるのがおすすめです。

・ヨーグルト×ナッツ&シリアル=アンチエイジング


ヨーグルトにピッタリのナッツ類や種には、ビタミンEが豊富です。ビタミンEには抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果的です。

・ヨーグルト×ブルーベリー=整腸作用&アンチエイジング

ヨーグルトと食物繊維は“美腸のゴールデンコンビ”。ブルーベリーは皮ごと食べられるので、水溶性食物繊維だけでなく不溶性食物繊維も両方摂取することができます。しかも抗酸化作用の強いポリフェノールであるアントシアニンも含まれているので、老化防止にも役立ちます。

3、腸美人になるには

では、腸内環境を整えるにはどうしたらいいのでしょうか?
腸には食べたものを消化・吸収するだけでなく、カラダに有益な物質をつくり出したり、老廃物を排出したり、ストレスを緩和したりするなど、さまざまな働きがあります♪全身に影響を与える重要な器官であることから、“第二の脳”といわれています。
しかも、腸には体内の免疫細胞の7割が集中しています。腸内環境を美しく健やかに保つと、病気になりにくくイキイキと元気に過ごすことができるといっても過言ではありません。“腸美人”を実現するためのスーパーヒーローをご紹介します。

腸にも“ゴールデンタイム”がある!

わたしたちのカラダには、朝は排出・昼は栄養補給・夜は吸収というリズムがあります。朝にお通じがあったり、夜遅くに食事をすると太りやすかったりすることからも、このリズムを実感することができますね。
よく午後10時から午前2時までは眠りのゴールデンタイムといわれますが、こうしたカラダのリズムは腸にも肌にもあてはまります。睡眠の質は腸内ガスを吸収する力や腸が動く力、また肌のターンオーバーを促す力にも大きく関わっていますので、遅くとも午前0時前にはしっかりと睡眠に入ることが大切です。
腸のゴールデンタイムは〈食後3時間〉〈午後10時〜午前2時〉の2種類に分かれます。

食後3時間

食後3時間というのは、腸が食べたものを消化・吸収する時間です。消化を促進するのは副交感神経の働きです。食後は副交感神経が優位になるよう、部屋の照明を少し暗くしてリラックスして過ごすようにしましょう。パソコンやスマホを使用すると、交感神経(活動・緊張状態)が優位な状態になるので、使用を控えるのがおすすめです。

POINT1 食後すぐに運動しない

食後は、消化のために血液が胃腸に集まります。食後すぐに運動してしまうと、胃腸に回すべき血液が筋肉に奪われてしまうので、消化不良になってしまいます。

POINT2 夕食後すぐに寝ない

15分程度の昼寝であればOKですが、食後すぐ本格的に寝てしまうと、消化不十分になったり腸の動きが悪くなってしまいます。消化には3時間程度かかるので、就寝時間の3時間前には食事を終えておきましょう。眠るまでの間に消化吸収されることで、眠っている間に脂肪が分解されやすくなります。時間がなくてどうしても眠る前に食事をしてしまう場合は、消化しやすい食事や量を減らすことを心がけて、腸の負担を減らしてあげるようにしましょう。

POINT3 食事中は食べることに集中

食べることに集中し、よく噛んで食べましょう。よく噛むことで副交感神経を刺激できるので、腸の動きも活発になるといわれています。

夜10時~2時

この時間帯は副交感神経が優位になり、腸が活性化する時間帯といわれています。腸のぜん動運動を促すためには、午前0時には眠っていることが理想的です。眠る時間から逆算して夕食に腸を整える食事を心がけることで、腸のゴールデンタイムをさらに後押しすることができます。

4、まとめ

いかがでしたか?
ちょっとした工夫でカラダの中を綺麗にすることでお肌改善にもつながるなんて一石二鳥ですね。
「腸活」をして綺麗なお肌を目指しましょう。

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Kiranah Life(キラナライフ)編集部

Kiranah Life(キラナライフ)では、 大人の女性が「ちょっといい自分」になるための美と健康のお役立ち情報をお届けしています。 美髪やヘルシーごはんについてなど、美容の専門家と管理栄養士が美と健康についての情報を発信していきます!!

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