顔のたるみを改善して老け顔からリフトアップしたハリのある肌を手に入れる

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顔がたるむと老けて見えたり、毛穴が目立ったりします。
今回は、顔がたるむ原因を知り、改善・予防することでリフトアップしたハリのある毛穴が目立たない肌を手に入れる方法について紹介します。

顔のたるみの原因となる光老化とは?


光老化とは、長期間にわたり紫外線を浴び続けた肌にみられる「お肌の老化現象」のことです。「お肌の老化」の80%は、光(紫外線)が原因といわれています。では、紫外線を浴びると、なぜお肌は老化するのでしょうか?原因は「活性酸素」にあります。活性酸素とは、酸素がパワーUP(活性化)したものです。酸素がパワーUP!!とだけ聞くととても良いものに感じますね。活性酸素は全てが悪いものではなく、通常私たちの体内で常に1~2%程度発生して病原微生物を殺すなどの大切な働きをしています。ところが、過剰に発生することで細胞を酸化しダメージを与えてしまうのです。この活性酸素を過剰に発生させる原因の一つが紫外線です。中でも、紫外線によって過剰に発生する「一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)」は皮膚がんなどの原因と考えられています。その他にも、お肌が乾燥したり、「シミ・シワ・たるみ」の原因となります。自然老化のシワにくらべ、光老化のシワは「深いシワ」になるので要注意です。

紫外線は何月くらいから増えるの?


気象庁のデータによれば7月から8月にかけてピークを迎えた紫外線は、その後、9月、10月と少しずつ減り始め、11月後半になってようやく落ち着きます。そして、下のグラフからもわかるように2月後半から再びじわじわと紫外線の量が増え始めます。つまりこれから日毎に紫外線の量が多くなってくるというわけです。ちなみに、オフシーズンも紫外線が全くないわけではありませんから「日焼け止め」はオールシーズン使用することをおすすめします。また、薄曇りでも、紫外線の80%以上が通過するといわれますので油断は禁物です。
次の章では、紫外線ついてもう少し詳しくご紹介します。
提供元:気象庁・日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ(2018年2月26日現在)
※黒い点が今年(2018年)の紫外線の値です。

紫外線の種類と、その違いは?


日光(太陽光線)は、異なる波長をもったガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線を放出しています。その内、地表に届くのは紫外線、可視光線、赤外線の3種類です。紫外線の強さは季節や時間帯、地域などによっても異なります。沖縄と北海道とを比べた場合、沖縄は北海道の約2倍の紫外線量に相当するといわれます。紫外線はUV-A(紫外線A波)、UV-B(紫外線B波)、UV-C(紫外線C波)の3つに分かれます。上の図で示しているように、皮膚へのダメージは波長が短くなるほど強くなります。では、それぞれの特徴についてみていきましょう。

●UV-A(紫外線A波)とは?
長波長紫外線(320~400nm)
一般的に「生活紫外線」といわれます。「お買い物」や「洗濯物を干している時」、また「ガラス越しに差し込む光を長時間浴びる」など知らず知らずのうちに浴びてしまうのがUV-Aです。UV-Aは紫外線の9割を占めています。最も波長が長く、雲やガラスも通り抜けるのが特徴です。お肌の表面(表皮)だけでなく、お肌の深部(真皮層)まで到達。メラノサイト(色素細胞)の働きを活発にし、メラニンが増加することで皮膚の色が黒くなります。また、真皮の繊維(コラーゲンやエラスチン)を変形させてシワ、たるみの原因をつくるのもUV-Aです。

●UV-B(紫外線B波)とは?
中波長紫外線(280~320nm)

一般的に「レジャー紫外線」といわれます。UV-Aよりも刺激が強く、表皮にダメージを与えるのが特徴で、赤く炎症を起こす(サンバーン)、メラニンを増加させお肌を黒くする(サンタン)、シミ・ソバカスなどを引き起こします。また、日焼け、皮膚・目の障害皮膚癌などの原因になるといわれているのがUV-Bです。

●UV-C(紫外線C波)とは?
短波長紫外線(280nm以下)
生体に対しての破壊性が最も強い紫外線です。現在のところ、有害な紫外線C波とB波の一部はオゾン層で吸収されるため地表に届いていない(南極を除く)とされていますが、近年、オゾン層の破壊が世界的な問題となっていることはご承知の通りです。

お肌の老化の80%は紫外線が原因です!
紫外線は2月下旬から増え始めます。正しい知識で早めの対策を心がけましょう。

【地上に届く紫外線には2種類】
①UV-A:紫外線の9割は生活紫外線
曇りでも、ガラス越しでも関係なく降り注ぎ、お肌の奥底までダメージをあたえます。知らず知らずのうちに浴びてしまい、シワやたるみの原因になるので要注意です!
②UV-B:レジャー紫外線
刺激が強く、表皮にダメージを与えます。赤く炎症をおこしやすく、シミの原因にもなるので要注意です!

コーヒーがもつ抗酸化作用でたるみ改善

コーヒーの成分


出典:「全日本コーヒー協会」

コーヒーの成分は7割程度が糖類・脂質・タンパク質です。
カフェインは意外にも含有量1%以下なんですね。それよりも多く含まれているのがクロロゲン酸です。近年カフェインレス飲料の研究中に脚光を浴び、さまざまな効果が期待されています。

【クロロゲン酸】効能・効果


クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、ほとんどの植物に含まれる苦みや色に影響を与える物質です。動けない植物が様々なストレス(紫外線・乾燥・気温・栄養不足など)から自身を守るために合成される成分で、強い抗酸化作用などが認められています。

抗酸化作用

ポリフェノール全体としての特徴である「抗酸化」。これは取り込んだ酸素によって体内が酸化することを防ぐ作用です。では細胞の酸化を防ぐことで体にとってどんな影響があるのでしょうか。

ポリフェノール全体としての特徴である「抗酸化」。これは取り込んだ酸素によって体内が酸化することを防ぐ作用です。
体内で発生した活性酸素は、肌の真皮層にダメージを与えコラーゲン繊維を破壊してしまいます。網の目のように張り巡らされたコラーゲン繊維(コラーゲン架橋)が切断されると、ハリや弾力が失われて硬くなり肌の老化を進める原因にも。クロロゲン酸などのポリフェノールを日常的に補うことで、活性酸素を除去したるみやシワの生成を阻止する効果が期待できます。

シナモンの毛細血管活性化でたるみ改善

シナモンロールでおなじみ・シナモン(桂皮)はスイーツに使われるスパイスの代表格。クスノキ科の常緑樹・日桂「にっけい」(桂皮「けいひ」とも呼ばれる)の皮です。甘い香りとピリッとした辛みが特徴で、毛細血管を活性化するため、シワやたるみなどの肌の老化や冷え性の予防・改善に効果が期待できます♪リンゴやバナナなどのフルーツとの相性もよく、甘みのあるドリンクにもよく使われますよね。わたしはシナモンを選ぶときはセイロン産を選ぶようにしています!ちなみに、似ているものとして京都の八つ橋にまぶされているニッキは日本産の日桂の根っこです。

頭皮マッサージでリフトアップ♪

みなさんはご自身の頭にコリがあると認識されているでしょうか?頭の重さは体重の約10%といわれ、わたしたちは頭の重さを支えるために首の筋肉と後頭筋を使用しています。また、スマートフォンの画面を見る動作(前頭筋)、食事中の咀嚼(側頭筋)など、日常生活を送るために頭の筋肉は常に酷使されている状態。ケアをしなければ頭の筋肉はこっていく一方ですまた、心のストレスが一番あらわれるのが頭皮といわれています悩み事が多かったり疲れがたまったり、緊張状態が続くことで頭がギュッと締め付けられ頭皮がカチカチに。
そんなとき頭皮を正しくマッサージしてあげることで、血行促進やリラックス効果など、さまざまな効果が期待できるのです!

  • 血行促進
  • ストレスの緩和
  • 眼精疲労の軽減
  • リラックス・リラクゼーション
  • 顔の血色改善・リフトアップ
  • 頭皮のたるみ・くせ毛・抜け毛の予防
  • 肩コリ・首コリの緩和

そして、じつはアンチエイジングにも効果的!頭皮のコリをほぐすことによって、血行が促進され顔のむくみ・くすみが解消されます。頭皮と顔の筋肉はつながっているので、頭皮が硬くなると顔の筋肉を支えることが難しくなってしまい、たるみの原因になってしまいます。頭皮が柔らかくなると筋肉も弾力を取り戻し、リフトアップにつながります。頭をほぐしてあげることは、脳のリラックスにも有効です。

オイルで頭皮クレンジング&マッサージ


シャンプー前の頭皮マッサージはオイルを一緒に使うことで、乾燥を防ぎ髪にツヤを与えることができます。オイルの中で頭皮マッサージにおすすめなのは、伸びがよくさらりと肌になじむタイプ。アルガンオイル・椿油・ココナッツオイル・アーモンドオイル・オリーブオイル・セサミオイル・ホホバオイル・シアバターなどから、肌に合うオイルをチョイスしましょう。香りの良いエッセンシャルオイル(精油)をプラスするとリラックス効果がアップします。

  • アルガンオイル…モロッコのアルガンツリーの種から採取されるオイル。主成分であるビタミンEオレイン酸はどちらも血行改善の効果があるため、頭皮に栄養が届きやすくなり、枝毛や切れ毛、パサつきなどに効果があります。
  • 椿油…食用にも用いられているほど安全なオイルで、人間の肌に含まれるオレイン酸を多く含むため、頭皮の皮脂となじみやすく頭皮ケアに適したオイルといえます。
  • ココナッツオイル…抗菌効果・抗炎症効果のあるラウリン酸、血行促進効果のあるビタミンEを含み、頭皮の乾燥・フケ・抜け毛を防ぐ効果があるといわれています。
  • アーモンドオイルマグネシウムが豊富に含まれ、抜け毛の原因として挙げられるマグネシウム不足を解消。さらに肌を柔らかくするビタミンEを含んでいます。
  • オリーブオイルオレイン酸を含み、頭皮へ負担をかけずにマッサージできます。ビタミンA・ビタミンEを多く含んでいるため、頭皮の血管を健康に♪
  • セサミオイル…ゴマ特有の抗酸化成分リグナンは活性酸素を抑えて老化を防ぐ効果があるといわれ、頭皮の新陳代謝を促し健康に保つ効果があります。
  • ホホバオイル…アメリカ南西部やメキシコ北部が原産の樹木ホホバの種子から採取されたオイル。保湿効果に優れ、乾燥や紫外線などの刺激から頭皮を守ってくれます。
  • シアバター…シアの木の種子から採れる保湿力の高い植物性油脂。アフリカ諸国で、天然の保湿クリームとして愛用されてきました。

<フケを防ぐエッセンシャルオイル>
ローズマリー、ユーカリ、ティートゥリー

<抜け毛を防ぐエッセンシャルオイル>
シダーウッド、オレンジ、イランイラン

<頭皮のかゆみ対策に>
ラベンダー、カモミール・ローマン

<頭皮のベタつき改善に役立つ>
ペパーミント、シダーウッド、ジュニパー

人間の五感のなかでも、とくに嗅覚は脳を刺激して活性化させるといわれています。精油の有効成分を吸入することは、リラクゼーションにとても効果的なのです!

顔のたるみ改善|頭皮クレンジングの手順

  1. ヘアブラシを使って、髪全体の汚れを軽く落としておきます。
  2. 髪の量に応じて、100円玉~500円玉大のオイルを手に取ります。
  3. 指の腹を使ってオイルをやさしく塗り込みながら、側頭部、後頭部、頭頂部、前頭部とこめかみをマッサージ。
  4. 最後は、痛気持ちいいぐらいの強さで頭皮全体を動かすように揉みます。
  5. 蒸しタオルやシャワーキャップをかぶり、5分ほど待ってオイルを浸透させます。
  6. シャワーを髪全体にかけて、しっかり予洗い。
  7. いつも通りにシャンプー♪ >>美髪のキホン!知っているようで知らないシャンプー術


オイルを頭皮になじませ、指の腹で円を描くようにゆっくり揉みほぐしていきます。蒸しタオルは、濡らしたタオルをクルクルと丸めてラップ(もしくはジップロックなど)で包み、電子レンジで温めると手軽に作ることができます!オイルの油分は、その後のシャンプーでしっかりと洗い流しましょう。

顔のたるみ改善|おすすめの頭皮のツボ押し

両手の中指の先を百会(ひゃくえ)に置いて、親指は角孫(かくそん)に配置。そして両手のひらで頭蓋骨をつかむようなイメージでツボを押します。このとき、とくに親指に力を入れてみてください。(痛気持ちいいくらいの力加減で)

各ツボを押すときは、指の腹を使ってゆっくりと5秒ほど力をかけて押し、またゆっくりと5秒ほど力を抜くという要領で繰り返しましょう。自分で思っている以上にスローペースで押すのがベストです。

顔のたるみ改善|顔のマッサージ方法


合わせてフェイスマッサージも行うと、さらにリフトアップ効果も♪

  1. 頬の筋肉ほぐし・・・頬の下に親指をあて、押し上げながらクルクルと指を回すように動かします。
  2. こめかみ付近の筋肉ほぐし・・・こめかみに指を押し当て回すようにほぐします。
  3. 眼の筋肉ほぐし・・・眼の周りの骨の境目を指で押します。

また耳のマッサージも効果的。耳全体を親指と人差し指で挟みコリコリと揉みほぐすと、耳全体がポカポカと温まってきます。頭痛や眼精疲労にも効果的なので、仕事の合間や就寝前などに行うのがおすすめです。

さいごに


顔のたるみの原因と改善する方法を紹介しました。
日々の食事、お手入れに取り入れて顔のたるみを改善してくださいね。

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Kiranah Life(キラナライフ)編集部

Kiranah Life(キラナライフ)では、 大人の女性が「ちょっといい自分」になるための美と健康のお役立ち情報をお届けしています。 美髪やヘルシーごはんについてなど、美容の専門家と管理栄養士が美と健康についての情報を発信していきます!!

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