正しい髪の保湿方法|保湿でパサパサ髪を改善!

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ハリ・コシのある美しい髪を維持するには、日々の保湿ケアが非常に需要です。パサパサの髪の毛だと、なんとなくモチベーションやテンションも下がってしまいますよね。今回は、美しい髪を手に入れるための正しい髪の保湿方法についてお話します!

髪の毛がパサパサになる原因

パサパサの原因は、髪の乾燥にあった!


髪が乾燥するのには様々な要因がありますが、多くは紫外線や熱などによる髪のキューティクルの剥離が原因です。

このキューティクルにはメラノソームと呼ばれる黒色素顆粒が存在していないため、普段は常に紫外線の影響をダイレクトに受けています。これはカラーなどよりも強力なブリーチ剤で髪の脱色を行った場合と同じ程度のダメージを髪の毛に与え、最下層のエンドキューティクルに「キューティクルホール」と呼ばれる空洞を作ります。この空洞が大きくなりキューティクルが剥離されると、毛髪1本1本の太さが均等でなくなります。これにより手触りが悪化したり、切れ毛が起こりやすくなってしまいます。また、髪内部の水分が蒸発しやすくなることで髪の毛がパサパサになる原因となります。

パーマやカラーリングがパサパサの原因に?

パーマにはウェーブの形成が目的のパーマと、くせ毛や縮毛などを矯正する目的のストレートパーマがあります。パーマ剤の多くは、還元剤を主成分とする1剤と、酸化剤を主成分とする2剤とを組み合わせて使用しています(用剤の成分によって異なるものもあります)。
縮毛矯正では強めの薬剤を使用し、さらに高温のスチームを髪に当ててまっすぐにしていきます。薬剤と熱によりハリ・艶を保つキューティクルが失われてしまうため、髪の毛がダメージを受けて乾燥しパサパサになります。
ブリーチでは髪の色を作るメラニン色素を分解して脱色します。通常のヘアカラーと違うところは成分に過酸化水素が使われていることです。よって頭皮への負担はヘアカラーよりも大きくなり、髪の毛がパサついてしまいます。

パサパサな髪は保湿で解決!正しい髪の保湿方法

タオルドライ後にたっぷり保湿♪オイルパックの仕方

タオルドライとドライヤーのあいだで、髪の毛にオイルを毛先→襟足手前にかけて軽くもみ込みます(首より上には使用しません)。個人差があると思いますが、胸まである私の髪の毛でスプーン2杯程度の量です。できるだけムラなく髪にオイルを塗り終わったら、ホットタオルで包み5分放置。そのタオルで軽くポンポンと髪についたオイルをふき取り、ドライヤーをかけてみてください。どうですか?パサパサしてやたらあちこち向いてた髪の毛先が、するんと落ち着いたのではないでしょうか!

私自身、以前から髪にはオイルを使用していましたが、ホットタオル(レンジで30秒ほどチンでOK!)を一緒に使うようになってからは持ちが違うなぁと実感しています。
ただ5分以上放置していると髪の毛全体が乾いてきて保湿効果が減ってしまったり、タオルが冷えてカゼを引いてしまったりしかねないため、長時間にならないようお気を付けください。

髪の毛がパサパサにならないドライヤーのかけ方

「髪の毛を塗れたまま放置すると、傷む・傷みが悪化する」
これ、よく聞きますよね。同じ乾かし方でも、ドライヤーの温度で差が出ることをご存知ですか?もし「正しい髪の乾かし方」ができていなくても、髪に当てる温度を変えるだけで簡単にツヤと手触りが変化し、保湿をしやすくなります!

オイルパックをした髪を(髪の根元から)乾かしていくとき、守るべきは「高温風を当てない」こと。一般的に「髪から20cmはドライヤーを離して」と言いますが、高温でターボにしていると一気に髪と頭皮の水分が蒸発してしまい、せっかく保湿をしていても乾かし終わる頃には髪はバサバサです。それを防ぐ為にも、温度調節できるドライヤーであれば「低温」で、調節がないものは「弱(LOW)」で乾かしてみてください。少し時間はかかりますが、パサつき度は全く違いますよ!

ドライヤーをして7~8割乾いてきたら、残りは冷風で完全に乾かしてください。これはすでに実践されている方も多いと思いますが、最後に冷風で乾かすとキューティクルが閉じるというものです。ちなみに、低温で乾かしているときも根本→毛先で温風を当てるように意識すると、キューティクルが開きにくくなりパサパサが軽減(保湿促進)されます!

「ヘナ」で保湿する方法

最近では、ヘナの認知度もだんだんと高くなってきましたね。ヘナの機能で主に知られているのはヘアカラーですが、実はそれだけではないんですよ!
ヘナの性質の1つに「油分を吸着する」というものがあります。ヘナの粉をお湯で溶き、頭皮と髪になじませてから洗い流すことで、髪や毛穴のあぶら汚れを取り除くことができます。
さらにヘナの成分ローソニア・アルバ(ローソン)にはタンパク質と結合するという性質があります。そのローソンが髪の毛のダメージにより生まれた穴へと入り込むと、髪のタンパク質と結びついて内側からその空洞を埋めてくれます。
最初の数回は、埋められたタンパク質のほとんどが洗髪等で流れてしまいますが、使用回数を重ねることで少しずつ定着していきます。これにより、髪の9割を占めているコルテックス(毛皮質)が徐々に補強されていきます。
空洞だらけだった髪が修復されることで、湿気や髪の太さが均一でないことからくるツヤのなさ・うねり・パサパサが改善され、保湿の効果が期待できます。

キューティクルを引き締める

ローソンが髪の内部で一生懸命穴をふさぐ一方で、同じくヘナの成分であるタンニンが髪をぎゅっと引き締め、開いていた髪表面のキューティクルを閉じてくれます。キューティクル(毛小皮:毛表皮)が閉じることで、コルテックスの水分やタンパク質が流れ出るのを防ぎ、髪に弾力とツヤをもたらしてくれます。

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さいごに

今回は、パサパサの髪にツヤ・コシ・ハリを取り戻す保湿の方法についてお話しました。
髪の毛をしっかり保湿することで、髪の表面や内部を乾燥やパサつきから守り、ツヤのある髪の毛が手に入ります。
日頃のシャンプーやドライヤーの際に「保湿」を意識して、毎日地道に保湿ケアをしていきましょう!

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滝沢 きり

キラナライフキュレーター
美容・健康キュレーターとして、毎日がより楽しくなる最新の美容情報をお届けしています。「美容を味方につけることで、女性はいくつになっても輝ける」をテーマに、誰でも挑戦しやすい美容、健康法を様々な切り口からキラナライフにて、随時発信中です♡《趣味》スキンケア・お灸

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